「男としてはクソ野郎」「カネで国を売った」本田圭佑の元同僚が、“永久追放”のウクライナ元主将を痛烈批判!

2022年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は素晴らしい選手だったが…」

ティモシュク氏を批判したのが、かつて本田(左)と共闘したシェンベラス氏(右)だ。 (C)Getty Images

 ウクライナ・サッカー協会(UAF)は3月12日、元ウクライナ代表MFのアナトリー・ティモシュク氏に、極めて厳しい処分を科した。

 ウクライナ代表の最多キャップ(144試合)を誇るレジェンドで、主将も務めたティモシュク氏は現在、現役時代にプレーしたロシアのゼニト・サンクトペテルブルクでアシスタントコーチを務めている。

 そして、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まった後も、沈黙を貫いていたため、UAFの「倫理およびフェアプレー委員会」が、倫理規定およびフェアプレーの違反の可能性を検証。「沈黙を守り、侵略者のクラブのために働き続けている。この意識的な選択でウクライナのサッカーのイメージを傷つけた」とし、「コーチングライセンスの剥奪」「タイトルの剥奪」「代表の記録からの抹消」「ウクライナでのサッカー活動の生涯禁止」などの処分を科した。ウクライナ・サッカー界からの"永久追放"と言っていいだろう。

 このティモシュク氏に対して、代表の同僚や後輩、元妻らが怒りの声をあげるなか、新たに糾弾したのが、元リトアニア代表のダビダス・シェンベラス氏だ。ウクライナ・メディア『CHAMPION』が伝えている。

【画像】ティモシュク氏と、批判した元妻のナブロトスカさん
 ロシアで長らくプレーし、CSKAモスクワ時代は本田圭佑とも同じ釜の飯を食ったDFは、「自分の国をカネで売る男について何が言える?」と切り出し、こう語っている。

「彼は自分の道を選んだ。知っての通り、カネでロシアに残る道を選んだんだ」

 シェンベラス氏は、「ウクライナがなければ、彼が一緒に育ったウクライナの人々やものがなければ……。彼の最大の励みになったのは、ウクライナだったはずだ」と続け、こうこき下ろしている。

「彼は素晴らしい選手だったが、男としてはクソ野郎だったことが分かった。それが彼だ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ティモシュクを非難したアリエフはライフルを片手に母国の防衛にあたる

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