「ミウラは止まることを感じさせない」カズのJFLデビューに伊メディアも注目!観客大幅増には驚き「“キング・カズ”効果で3倍だ」

2022年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンが落胆することはなかった」

カズのJFLデビューをかつてプレーしたイタリアのメディアが取り上げた。写真:徳原隆元

 イタリアのメディアが、3月13日にJFLデビューを飾った鈴鹿ポイントゲッターズの三浦知良のことを報じた。カズはかつて、イタリアのジェノアでプレーし、セリエA初の日本人選手としてその後の後輩たちへの道を切り拓いた。

 イタリアのサイト『derbyderbyderby』は15日、「キングが55歳でピッチに戻ってきた」と、カズのJFLデビューを紹介。「今季、カズヨシ・ミウラは記録を更新し続けながら、すでにまだやれることを示している」と伝えた。

「"キング・カズ"で知られるミウラは日曜、スズカでのデビューを成功させ、60分以上プレーした。イタリアのセリエDに相当するJFLのクラブで、指揮を執るのは兄のヤストシだ。昨季の彼は横浜FCで1分しかピッチに立っておらず、象徴的な出場だった。55歳15日でJFLの最年長出場選手記録を更新。これまでの記録は43歳だった」

【三浦知良PHOTO】新たなステージに挑戦するキングカズ!JFL開幕戦にスタメン出場
 同メディアは「元日本代表のミウラは、日本におけるサッカーのパイオニアとして有名」と評しつつ、「ミウラは何度も何度もサッカーの歴史書を書き換えており、止まることを感じさせない」と、55歳にして現役サッカー選手として公式戦のピッチに立ったカズをたたえている。

「ミウラを見たファンが落胆することはなかった。彼らが愛する選手はスタメンに名を連ねたからだ。得点を挙げることはなかったが、90分のうち60分間プレー。チームメイトたちは彼が交代してから2得点を挙げて勝利した」

 また、derbyderbyderbyは「ベテラン選手の存在はスタンドに多くの観客を引き寄せた」と、商業的な価値も高いと報じている。

「4部リーグの試合に4620人だ。2019年に記録したスズカのそれまでの最多動員、1309人を上回る数字である。"キング・カズ"効果で3倍だ」

 セリエAでプレーしたのは27年前だが、偉大な記録を更新しているカズは、今でも一部イタリア・メディアの関心を引き続けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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