「ロシアの発表はバカげている。事実じゃない」元ウクライナ代表の守護神が怒りの声明「子供たちが死にかけている、最悪だ」

2022年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ある人が平和で自由な国を攻撃することに決めた」

過酷なウクライナの現状を訴えたピアトフ。(C)Getty Images

 ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続くなか、元ウクライナの代表の正守護神でシャフタール・ドネツクに所属するアンドリー・ピアトフが、コメントを発している。現地メディア『CHAMPION』が伝えた。

「永遠に続いているように感じる。ひどい戦争だ」と切り出したピアトフは、怒りを込めてこう続けている。

「これこそ本者のファシズムだ。それを言葉で説明する方法さえ分からない。ある人が平和で自由な国を攻撃することに決めた。最悪だ。すべてのウクライナ人のように、私たちはそれができるだけ早く終わることを望んでいる」
 
「戦争の始まりをどうやって知ったか?」という問いには、次のように回答している

「2月24日、午前5時に空飛ぶ戦闘機の音で目が覚め、妻は爆発音の数分後に目が覚めた。彼女はそれを信じることができず、ショックを受けていた。私はすぐに携帯を開いてニュースを読み、戦争が始まったのを知った。それから別の爆発があり、私たちは行動しなければならないと気づいた。子供たちを集め、シェルターとなる地下駐車場に降りた」

 ウクライナ代表で101キャップを誇る37歳は、「これはロシアの侵略であり、なぜ誤った多くの事実があるのかを世界に知らせないといけない」と、ロシアの報道発表を非難した。

「私たちはすべてを自分の目で見て、すべてを撮影し、それを修正したい。ロシアのプロパガンダではなく、すべて言葉で表現しなければ。事実が示されていない。これは完全にばかげている」

 ピアトフは、最後にこう強調している。

「結局のところ、何も変わっておらず、爆撃は続き、世界はそれをすべて見て、子供たちはそれをすべて見ている。最悪なのは、子供たちが死にかけていることだ。私たちの子供たちが!これが本当に大量虐殺であることを全世界に示すことが重要だ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ピアトフが所属するシャフタールが公開したキエフの惨状

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