チェルシーが大幅刷新の可能性…ルカクはインテルへ帰還、トゥヘルはユナイテッド行きも?

2022年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

制裁により選手の契約延長は禁止

退団の可能性が報じられたルカク(左)とトゥヘル(右)。 (C)Getty Images

 ロシアのウクライナに対する軍事侵攻により、ロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチが所有するチェルシーには、様々な制裁が科されている。

 アブラモビッチ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に近いとされ、英国政府によって英国内の資産凍結および渡航禁止の処分を受け、クラブ売却も見通しが立たない状況だ。また、プレミアリーグからはクラブのディレクターとしての資格も取り消されている。

 そんななか、欧州のスポーツチャンネル『EuroSports』は、イングランド国内の様々な動向をまとめた記事を13日に公開。チェルシーが経済面による利益を得ることが禁じられ、さらにはスポンサーとの契約停止、撤退も相次いでいることから、「今後の選手の移籍などは避けられないだろう」と指摘している。その筆頭格として名が挙がっているのが、ロメル・ルカクだ。

 同メディアは、セリエAのインテルがルカクの再獲得に前向きであるというスペイン紙『MARCA』の報道をもとに、「チェルシーが1億1500万ユーロで獲得した人材の放出を惜しまないとは思えないので、レンタルになる可能性が高い。(インテルが年俸を用意できないため)給料も下がる」と報じた。ただ、完全移籍になる可能性もあると指摘している。
 
 また、契約の更新も禁止されているため、アントニオ・リュディガー、セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセンら今年の6月末で契約満了となる選手たちの残留は「厳しい」としている。

 また、指揮官のトーマス・トゥヘルについては「マンチェスター・ユナイテッドが狙っているという報道がある」と伝えた。

「ユナイテッドは、パリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェティーノ、アヤックスのエリク・テン・ハーグの招聘が噂されているが、6月を待たず4月には次期監督の発表を目指している。現在、指揮を執っている2人が難しい場合は、チェルシーで不安を抱えているトーマス・トゥヘルを連れてくる算段もあるようだ」

 そのトゥヘル監督は13日のニューカッスル戦の前日会見で、「こういう状況だからこそ、サッカーに集中しなければ」とコメントしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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