鈴鹿に早くもカズ効果! JFL開幕戦の観客数が昨季569人から4820人の約8倍増、予告スタメンも奏功

2022年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

メインスタンドとバックスタンドはほぼ満員、ゴール裏にも多くのファンが詰め掛ける

JFL開幕戦に先発出場したカズ。写真:徳原隆元

 カズ加入効果が早くも現われている。

 JFL開幕戦の鈴鹿ポイントゲッターズ対ラインメール青森が3月13日、四日市中央陸上競技場で行なわれた。スタンドには約4820人の観客が詰め掛け、JFLの公式戦としては異例の大入りとなった。
 
 今季横浜FCから期限付き移籍で鈴鹿に加入した背番号11が、さっそくJFLのピッチに姿を現わした。9日にはカズがDJを務めたラジオ番組で三浦泰年監督が、カズのスタメン出場を予告。その通りに背番号11が先発に名を連ねた。その効果もあってか、キックオフ時にはメインスタンドはほぼ満員となり、芝生席のバックスタンド、ゴール裏にも多くのファンが入り、カズの一挙手一投足を見守った。

 4-3-3の3トップの一角で出場したカズは、左右両サイドへ幅広く動きチャンスを窺う。膠着した展開となると、20分過ぎからは中盤に降りて味方からボールを引き出し、つなぎ役も担った。40分過ぎには右サイドから三宅海斗のクロスに頭から飛び込んだが、これは惜しくも合わず。満員のスタンドからは大きな溜息が漏れ、直後に大きな拍手が生まれた。

 後半もキャプテンマークをつけてピッチに立ったカズは65分までプレー。その後、チームは2点を奪い、初戦を2-0と勝利で飾っている。

 鈴鹿の昨季開幕戦(ホンダロック戦)は569人。カズの加入効果は昨季の約8倍以上の観客者数となって明確に表われている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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