「ミスは成長の手助けになる」ブッフォン、後輩ドンナルンマに金言!ベンゼマのファウル論争にも見解「もしジージョがもう少し…」

2022年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実力はクルトワ、ノイアーと並んでトップ3に入る」

相手FWベンゼマ(右)に寄せられ、痛恨のパスミスを犯したGKドンナルンマ(左)。(C)Getty Images

 ジャンルイジ・ブッフォンが、後輩ジャンルイジ・ドンナルンマにエールを送った。イタリア紙『Corriere dello Sport』が伝えている。

 現地時間3月9日に開催されたチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦・第2レグで、ドンナルンマが所属するパリ・サンジェルマンはレアル・マドリーと敵地で対戦した。

 第1レグを1―0で制したアウェーチームは、39分にキリアン・エムバペのゴールでリードを広げるも、61分にハイプレスに遭ったGKドンナルンマのパスミスからカリム・ベンゼマに押し込まれ、流れが一変。勢いづいたベンゼマに76分と78分にも得点を許し、2戦合計2―3で逆転負けを喫した。

【動画】批判を浴びているドンナルンマの痛恨ミス

 痛恨のミスを犯した23歳の守護神に辛辣な意見が寄せられるなか、44歳のブッフォンは、同じ名を持ち、キャリア初期には"ブッフォン二世"とも称されたイタリア代表の後輩を擁護。「ミスは(成長の)手助けとなる。それらは成長の道のりの一部だ」と、金言を授けている。
 
「彼には何の悪影響もないだろう。このようなデリケートな状況を乗り越えられるだけの強さをすでに持っている。ジージョ(ドンナルンマの愛称)の実力は世界でもトップクラスだ。(ティボー)クルトワ、(マヌエル)ノイアーと並んでトップ3に入る」

 また、パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は「ファウルだ」と怒りの猛抗議をしたベンゼマの激しいチャージにも言及し、見解を示している。

「ベンゼマはちょっとしたトラブルを起こしたかもしれないが、もしレフェリーが笛を吹いていたら、マドリーを怒らせていたかもしれない。でも、もし仮にジージョがもう少し明晰、あるいはある種の狡猾さを持っていたなら違っていたかもしれない。賢いやつをたくさん見てきたが、彼は正直だったね。すぐに立ち上がることで、レフェリーに明確なシグナルを送ったんだ」

 最後は「ジージョはまだ多くを与えることができる。彼は糞をしたのか?選手の価値を下げることはない。1シーズンに1、2回のミスは生理的なものだ」と締めくくったブッフォン。同じGKとして、思いは痛いほど分かるのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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