「トリオは足かせにしかならない」英代表OBがパリSGの”MNM”を痛烈批判!「監督にとっては悪夢だ」

2022年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スーパースターを揃えてもCL制覇はできない」

頭文字をとって“MNM”と称されるメッシ、ネイマール、エムバペの3人だが…。(C)Getty Images

 現地時間3月9日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・第2レグで、パリ・サンジェルマンはレアル・マドリーと敵地で対戦。この試合に1-3で敗れ、アグリゲートスコア2-3で敗退が決まった。

 リードしていたのはパリSGだった。ホームで行なわれた第1レグは1-0で制し、第2レグも39分にキリアン・エムバペのゴールでリードを奪った。だが、61分にベンゼマのプレッシングからGKジャンルイジ・ドンナルンマのミスを誘発されて失点すると、76分、78分にも立て続けにゴールを割られた。

 ゴールを奪ったエムバペとともに先発したリオネル・メッシ、ネイマールは見せ場を作ることができず、試合はそのまま終了している。
【動画】エムバペのゴールで先制も、ベンゼマのハットトリックで大逆転! パリSG対R・マドリーのハイライトをチェック
"新・銀河系軍団"と評されるほどの戦力を誇ったパリSGだが、ラウンド・オブ16突破はならず。パリSGは過去6シーズンのうち、4シーズンでCLをベスト16で敗退しており、英メディア『football.london』によれば、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドは「チーム状態に疑問が残る」とコメントしたという。

 中継を担当していた英放送局『BT Sports』に出演したファーディナンドは「マウリシオ・ポチェティーノを責める気にはまったくならない」と断言。そのうえで"MNM"と呼ばれるメッシ、ネイマール、エムバペについて言及した。

「敗退は彼の責任ではないよ。非難される筋合いはない。原因は、3人の選手と彼らのエゴだ。パリSGには経験が豊富で国際的なビッグプレーヤーが揃っているのだから、毎年優勝のチャンスはある。だが、あの3人は足かせになっている。ほかの選手たちは彼らのためにプレーしているが、その対象が3人にもなればチームとして機能することはできない。フランスリーグでは可能かもしれないが、CLの舞台では無理だ。批判の矛先をポチェティーノに向ける筋合いはない。むしろ監督にとっては悪夢だ」

 また、元イングランド代表で、かつてレアル・マドリーにも所属したマイケル・オーウェンも「世界的なスーパースターとの契約だけではCLの栄光は保障されないことを証明してくれた」と皮肉った。

「私は数週間前にもパリSGのCL制覇はないとコメントした。人々やメディアは彼らを見て、CLを制覇するだろうと騒ぎ立てるかもしれないが、"ギャラクティコ"と呼ばれたR・マドリーが何年も前に証明したことが、改めて理解できただろう。スターが重要なんじゃない。それよりももっと、チームワークが重要なんだ」

 現地メディアによれば、パリSGのレオナルドSDはポチェティーノ監督の更迭も検討し始めたとされる。英代表OBの懸念が的中してしまった今回のチーム状況に、果たしてパリSGはどのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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