「南野は補強の失敗例」ファーディナンドの主張にリバプール地元メディアが見解!「アンフェア。大成功ではないが…」

2022年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼からもっと得られた」

ご意見番ファーディナンドが南野について言及した。(C)Getty Images

 ビッグクラブとしては安価と言える移籍金で獲得したアタッカーが、プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグ(CL)で満足な出場機会を得ることができず、だがカップ戦を中心に一定のゴールを挙げている場合、「失敗」となるのだろうか。

『HITC』やリバプール専門サイト『ANFIELD CENTRAL』は3月9日、元イングランド代表のリオ・ファーディナンドが、リバプールの補強に関して、獲得失敗例のひとりに南野拓実を挙げたと報じた。

 記事によると、ファーディナンドは自身のYouTubeチャンネルで「彼らは多くを間違えていない。ひとりはミナミノかもしれないな。おそらく、ミナミノは、彼からもっと得られたというようなひとりだ」と、ナビ・ケイタと合わせて期待外れの部類に入るとの見解を示している。

 2019-20シーズン途中にレッドブル・ザルツブルクから加入した南野は、1年後にサウサンプトンにレンタル移籍。今季再びリバプールに戻ったが、リーグ戦やCLであまり出番を与えられていない。

 モハメド・サラーとサディオ・マネがアフリカ・ネーションズカップに参戦して不在だった1月も、南野はプレミアリーグで先発出場の機会を得られず。逆にクラブはルイス・ディアスを獲得し、前線における序列はさらに下がっている。

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 それでも、南野はリーグカップで準決勝までにチーム最多の4得点をマーク。決勝では出場機会がなかったが、チームの優勝に貢献した。公式戦出場22試合で9ゴールを挙げている。

『ANFIELD CENTRAL』は、ファーディナンドの見解を「少しアンフェアかもしれない」と報道。HITCは「ミナミノとケイタを失敗と呼ぶのは厳しいだろう。しかも、彼らは求められたことをまさにやってきたという見方もある」と報じた。

「彼らの獲得が大成功だったというわけではないが、過去最悪ではないはずだ」

 シーズン後の去就も絶えず取りざたされている南野。その評価は今後にも影響するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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