「起用できるのは14人だけ」ペップ、スポルティング戦を前に危機的状況を明かす。ラフプレーのウォーカーには「今でも怒り」

2022年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「愚かなことをした選手は罰を受けるべきだ」

グアルディオラ監督が、厳しい台所事情を明かした。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、3か月が経った今も、ラフプレーを犯したカイル・ウォーカーへの怒りは収まっていない。

 シティは昨年12月、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ最終戦でRBライプツィヒと対戦。すでに首位通過を確定させていたなか、1―2で敗れたこの一戦で、ウォーカーは後ろから相手FWアンドレ・シウバの足を蹴り上げ、一発退場に。欧州サッカー連盟はこのファウルを暴力的行為と認め、3試合の出場停止処分を言い渡した。
【動画】後ろから相手の足を蹴り上げる…ウォーカーの目を疑うようなラフプレー(1分30秒~)

 シティはその決定を不服とし、見直しを求めるも、その後に処分が確定していた。ただ、英紙『The Guardian』によれば、グアルディオラ監督は、そもそも控訴に反対しており、イングランド代表DFの出場停止処分に関しては、クラブとは異なる見解を持っていたようだ。9日のスポルティング戦(CL決勝トーナメント1回戦、第2レグ)を前にこう語っている。
 
「彼は3試合の出場停止処分に値する。愚かなことをした選手は罰を受けるべきだ。今でも怒りを感じている。カイルは我々にとってとても重要な選手で、(6日の)マンチェスター・ユナイテッド戦のプレーを見ただろう。しかし、予選突破を決めていたライプツィヒ戦で、80分が過ぎた時点でなぜこんな行動を取ったのか?クラブは訴えたが、私は同意しなかった。彼が将来に向けて学んでくれることを願っている」

 出場停止のウォーカーほか、離脱者が相次ぎ、シティは現在極めて厳しい台所事情を強いられている。なんとスポルティング戦で「起用できる選手は14人だけ」だという。

「カイルの出場停止やジョアン(カンセロ)の病気など、いくつかの問題がある。もちろん、ファーストレグでは5―0で勝利を収め、素晴らしい結果を残した。とはいえ、勝負はまだ終わっていない」

 大きなアドバンテージがあるものの、指揮官はそう気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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