「メンタルは相当参っていたはずだ」元仏代表FWアンリ、メッシの精神状態を懸念「彼が普通の人間だと…」

2022年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

仏紙のインタビューで元同僚に言及

バルセロナで同僚だったアンリ(左)とメッシ(右)。(C)Getty Images

 現役時代にはバルセロナにも所属していた元フランス代表FWティエリ・アンリが、元同僚であるリオネル・メッシに言及した。

 仏紙『L'Equipe』のインタビューに応じたアンリは、昨夏にバルセロナを退団した元同僚について言及。経営に苦しんだバルサとの契約延長が不可能となったメッシは、涙ながらに退団。その後、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンに加入した。

 サッカー界にも非常に大きなインパクトを与えた出来事を振り返ったアンリは、「彼に聞いてみないと分からないし、彼の本心を言うことはできない」としながら、「メッシやネイマールという並外れた選手について語るとき、我々はしばしば、彼らが普通の人間であるという視点を忘れてしまう」と述べた。

「リオネルがバルサを去ると口にしたのは、計画に無かったことだった。自分がどこかから去ることはないと思っていたのに、突然そうなってしまうと、精神的なショックが生まれる。皆は『彼は大丈夫、パリで必要なものをすべて手に入れた』というかもしれないが、そんな単純な話じゃない」
【動画】エムバぺが圧巻の個人技で決勝弾!パリSG対マドリーの激闘をチェック
 そして、現在34歳のメッシが強いられた環境変化についても気遣っている。

「私がアーセナルからバルセロナに移ったとき、心地よくなるまで1年はかかった。怪我をして、離婚を経験して、新しいシステムを学ばなければならない。そういうことが全部混ざって、メンタル的に参ってしまうんだ。リオネルも相当参っていたはずだ。だから、彼が適応するまでには時間が必要だ。我々は焦らせるのではなく、忍耐が必要だ。それに彼は少しずつ能力を発揮してきているだろう?」

 メッシは現在、パリSGに加入して24試合に出場、7ゴール・11アシストを記録している。3月9日にはチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第2レグのレアル・マドリー戦を控えている。クラブ悲願であるタイトル獲得を叶えるため、メッシの本領発揮は不可欠だ。現地でも期待が高まる一戦で、果たしてどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事