大久保嘉人が盟友・松井大輔に語った「ムチャクチャ怖かった」というアテネ五輪世代での経験とは?「みんなバチバチで…」

2022年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

五輪代表メンバー入りをかけた最後のサバイバルの場

アテネ五輪で共闘した大久保(左)と松井(右)がYouTubeで対談。写真:サッカーダイジェスト

 元日本代表の松井大輔が自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。同じアテネ五輪世代の盟友・大久保嘉人と対談し、若かりし頃の様々なエピソードを語り合っている。3月6日に公開された第2回となる対談動画では、同世代としてともに戦ったアテネ五輪やワールドカップのメンバー発表をテーマに当時を振り返った。
 
 アテネ五輪では2得点を挙げる活躍を見せた大久保だが、アジア最終予選ではUAEラウンドのメンバーには選ばれず、続く日本ラウンドで活躍。その勢いのまま、アテネ五輪本大会のメンバー入りも果たした。だが実際は予選終了後も「まだまだこれはわからんなっていうのはあった」とメンバー入りを確信できていなかったという。当時のFW陣は大久保の他、田中達也、高松大樹、中山悟志、さらには国見高の後輩である平山相太ら強力なライバルたちがしのぎを削っていたからだ。

 そんな熾烈なポジション争いを回顧した大久保は、ある強化合宿が強烈な思い出として記憶に刻まれているという。それが五輪代表メンバー入りをかけて最後のサバイバルの場となったU-23日本代表の石垣島合宿だった。

「それ、全然覚えてない」という松井に対し、「え?覚えてないの?」と驚いた大久保だが、「石垣島のキャンプはもうムチャクチャ怖かったんよ」と当時の本音を明かす。さらに、「もう選考会だから。小学生の時の選抜に入るような選考会みたいな。もうみんなバチバチで…」と周囲の選手たちも目の色を変えて臨んでいたようだ。

「これミスしたら選ばれないんじゃないかとか。それがね、怖かったねぇ、あの時は」
 メンバー発表前の選考合宿を、真に迫った表情でそう振り返った大久保。五輪メンバー入りを決めるまでの激しいポジション争いの日々は、今なお強烈な印象として残っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】大久保嘉人が「怖かったねぇ、あの時は」と松井大輔に語った合宿とは?

次ページ【関連動画】大久保嘉人が「怖かったねぇ、あの時は」と松井大輔に語った合宿とは?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事