「心はベルナベウに飛んでいた」エムバペを欠いたパリSG、ニースに敗れスペイン紙が皮肉「メッシとネイマールでは不十分」

2022年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

9日にはCLマドリーと対戦

ネイマールとメッシがともに先発もパリSGは終盤で力尽き、ニースに敗れる。(C)Getty Images

 現地時間3月5日に行なわれたリーグ・アン第27節で、パリ・サンジェルマンはアウェーでニースと対戦。88分に1点を奪われ、そのまま0-1で敗れた。

 敗戦したパリSGは勝点62と、勝点49で2位のニースにまだ13ポイント差をつけている。とはいえ、現地では不安が指摘されているようだ。現地紙『Le Parisien』は「試合の主導権を握るシーンもあったが、主軸のひとりであるキリアン・エムバペを出場停止で欠いたことがよほど大きいとみられる」と綴っている。

 また、スペイン紙『MARCA』は「メッシとネイマールというタレントがプレーしたが、心はここにあらず状態だった」と皮肉っている。
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「試合も残すところあと3分というところで決勝点を奪われたパリSGが敗戦した。(マウリシオ)ポチェティーノ監督はこの失敗にもかかわらず、リーグ制覇に前向きだ。だが、彼らの心は水曜日にサンディアゴ・ベルナベウで行なわれる試合(チャンピオンズ・リーグのレアル・マドリー戦)に向いていた。

 出場停止のエムバペにかわってメッシとネイマールとコンビを組んだのはアンヘル・ディ・マリアだった。だが、ネイマールの中途半端なプレーと、散発的なメッシのパフォーマンスでは何も生まれなかった」

 指揮官ポチェティーノの采配も「非常に省力的」であると指摘し、「チーム全体でリーグ戦は二の次ということを体現していた」と伝えている。

「メッシはそれでも試合中にどんどん調子を上げていった。だが、どんなプレーでもアンバランスになる場面が目立つ。ネイマールはいくつかのファウルでいつものように主審へのクレームをつける仕事に務めた。いずれも不十分な出来だったが、この試合をやり過ごすことを前提としたプレーは、彼らが目指すもの(CL)を明らかにしているということだろう」

 4日後のCL決勝トーナメント1回戦、第2レグではエムバペも復帰する。ポチェティーノは試合後のインタビューで「今日の試合とは異なる内容になるだろう」と自信を見せたが、チーム状態に不安の残る状況でマドリー戦に臨むことになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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