「彼はサッカーができる」香川真司の“存在感”に、STVV指揮官が言及! 同僚も賛辞「中盤の力が高まった」

2022年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半から出場し、「違い」を生む

香川自身がチームメイトに積極的に要求する場面もみられた。(C)STVV

 現地時間3月4日に行なわれたベルギー・リーグ第30節で、シント=トロイデン(STVV)はホームにメヘレンを迎え、1-1のドローに終わった。引き分けではあるが、これでリーグ戦5試合無敗と調子は上向いている。

 32分に先制点を許し、劣勢となったSTVVの空気を変えたのが、香川真司だ。ホルヘ・ティシェイラと交代して後半から出場し、攻守のリズムを作った。STVVは61分に原大智のアシストから、ジョアン・クラウスが同点ゴールを奪い、試合を振り出しに戻した。

 後半はSTVVが試合のペースを握り、香川に至っては90+5分に枠内ミドルシュートを放つ場面も。これはGKに弾かれたが、背番号10が勝利への意欲を見せたシーンだった。

 香川は加入後最長となる45分間プレー。ベルント・ホラーバッハ監督は、試合後の記者会見で日本人アタッカーに言及した。現地メディア『VOETBALKRANT』が報じている。
【動画】香川真司は後半から出場し、惜しいミドルも! 日本人選手4人がプレーしたメヘレン戦のハイライトをチェック
「前半のチームは、相手に対するリスペクトが強すぎて、恐怖心を抱えていた。なぜか分からない。中盤のアグレッシブさに欠け、メヘレンがリードするに値する展開だった。だが、後半は我々が良いプレーをし、良いサッカーをして、良いゴールを決めることができた」

「香川はここ数週間、とてもよく働いている。彼は『サッカー』ができる。そのことは議論するまでもないし、議論してはいけない。後半がうまくいったのは彼の存在が大きい。彼は我々のもとで、正しい道を歩んでいる」

 また、同僚であるクリスティアン・ブルースも香川の投入効果を肌で感じていたようだ。試合後のインタビューで「彼が入ったことで中盤の力が高まった」とコメントしている。

「後半はよりボールを操る時間が長く、良いサッカーができた。だからこそ追いつけた。パスやコンビネーションが成功すれば、自信がついてくるから、チーム全体の調子が上がる。(最後の香川のミドルシュートは?)もう少し運があれば入っていたかも。ただ、あれはメヘレンのGKをほめるべきだ。彼は完璧な仕事をした」

 STVVは次節、伊東純也を擁するヘンクとアウェーで対戦する。勝点4ポイント差で追いかけるチームとの一戦で、香川のさらなる活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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