着実に状態は良くなってきている。

　現地時間３月４日に行なわれたベルギー・リーグ第30節で、シント＝トロイデン（STVV）はホームでメヘレンと対戦。32分に先制を許すも、61分に原大智のお膳立てからジョアン・クラウスのゴールで試合を振り出しに戻す。試合はそのまま１－１でタイムアップ。逆転こそならなかったものの、無敗記録を５試合に伸ばした。

　この試合で日本人選手は、シュミット・ダニエル、林大地、原が先発したほか、後半開始から香川真司が途中出場。今年１月からSTVVでプレーする元日本代表10番は、これで27節のユニオン・サン＝ジロワーズ戦から途中出場ながら４試合連続でピッチに立ち、少なからず手応えを感じているようだ。

「監督とも相談し、段階を踏んで一歩一歩出場時間を伸ばしていくのが当初の目的でもあったので、毎週毎週コンディションが上がってきているのを感じています」

　アディショナルタイムには強烈なミドルシュートで相手GKを慌てさせる場面もあった。「決めたかったですけど、次しっかり決められるように頑張ります」とさらなる奮起を誓う。「時間とともに（ゴールを狙う）チャンスも増えてくると思うので、しっかりいい練習をやっていきたいです」。
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　STVVに関しては「ポテンシャルがあるチーム」と確信。「自分達の戦い方を浸透させ、自信を付けられれば上を目指せていけると思います」と力をこめる。

　待望の移籍後初ゴールはいつ生まれるか。STVVは次節、３月13日に伊東純也を擁するヘンクの敵地に乗り込む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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