「ハタテが何かしようとする度に不満を…」旗手怜央へのファンの態度に地元メディアが苦言!「Jリーグとは大きく異なるんだ」

2022年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼には確実に大きな才能がある」

ここ数試合はやや精彩を欠いている旗手。(C)Getty Images

 華々しいデビューを飾り、加入当初から大きなインパクトを残してきただけに、直近の旗手怜央の出来には批判の声も寄せられている。チームも停滞気味だけになおさらだ。

 セルティック専門サイトの『67 HAIL HAIL』も3月3日、「セント・ミレン戦を見たとき、レオ・ハタテが何かしようとするたびに、セルティック・パーク中に不満の声を聞かないことはなかった」と、サポーターが旗手に対するフラストレーションを感じさせたと伝えている。

「今の彼は調子を落としている。直接ゴールに貢献したのは、先月のマザーウェル戦でのアシストだ。フェアに言って、ダンディー、ハイバーニアン、セント・ミレンとのここ3試合で彼は高いレベルに達することができなかった」

 そのうえで、同メディアは「だが、彼の調子を批判する前に、ファンのフラストレーションに影響している多くの重要な要素があることを思い出すのが大切だ」と、旗手に"情状酌量"の余地があると強調している。

「まずは、すべての日本人選手がキョウゴ・フルハシのようにすぐに適応すると期待してしまっていたことだ。以前から何度も言ってきたことだが、スコットランドサッカーがJリーグと大きく異なるという点を軽んじることはできない」

「両国の文化の違いを理解することも重要だ。一部の選手は適応する時間をより必要とするかもしれない。スムーズに移行できると推測することはできないのだ。レンジャーズ戦で2得点を挙げ、ハーツ戦でゴールを決めたというだけで、彼がすぐにはまるということではない」

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 さらに、『67 HAIL HAIL』は、旗手が2020年からJリーグや代表で過密スケジュールをこなしてきたと指摘。「そして1月にすぐにセルティックに移籍し、欧州屈指のし烈なタイトルレースの中に放り込まれたのである。それも、しっかりとした休みなく、だ」と続けた。

「もちろん、24歳だからスタミナはたっぷりだろう。だが、これらがどれだけ選手を消耗させるかを忘れてはいけない。ハタテはずっとノンストップでサッカーをしてきた。ダイゼン・マエダもおそらく同じだろう」

 また、「最初にあまりに期待値が高かったことも不利に働いたと言うべきだろう」と、加入当初の活躍がハードルを高めることになったとの見解も示している。

「ハイバーニアンとのデビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、ハーツ戦やレンジャーズ戦で得点し、ピッチに立つたびに魔法を生み出すことを期待された」

 最後に、記事は「加入してから彼の両肩には大きな重圧がかかってきた。パフォーマンスレベルの低下がサポーターを苛立たせている理由はたくさんある。だが、我々が忍耐強く見守るべき選手であることは明白だ」と、旗手の能力にクエスチョンマークはつかないと報じた。

「彼には確実に大きな才能がある。そして本当のことを言えば、彼はまだしばらく苦しむかもしれない。我々全員が彼を支え続け、我慢強く、求められる理解をしてあげることが大切だ」

 ただもちろん、不調が続けば批判の声は大きくなり、重圧も増していく。厳しい状況下でも、旗手が本来のパフォーマンスを発揮できるようになるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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