パリSGがライバルからブラジル代表MFを引き抜きか。移籍金約83億円を用意と現地報道!

2022年03月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アル・ケライフィ会長とレオナルドSDが高く評価

今シーズンは10番を背負いリヨンの攻撃を牽引するパケタ。(C)Getty Images

 3月に入り、欧州主要リーグが最終盤に突入するなか、2位に勝点差15を付けてリーグ・アンを独走するパリ・サンジェルマンは、早くも来シーズンへ向けた戦力拡充の動きが活発になっている。

 フランスメディアの『Le 10 Sport』は3月1日、パリSGのレオナルドSDは、今夏の移籍マーケットで、国内のライバルであるリヨンからブラジル代表MFのルーカス・パケタの引き抜きを画策していると報じた。

 20年夏にリヨンへ加入したパケタは、本領発揮とは行かなかったミラン時代の鬱憤を晴らすかのように躍動。初年度からトップ下やインサイドハーフで定位置を得た。

 今シーズンは10番を背負い、本職の攻撃的MFだけでなく、「偽9番」で新境地を開くなど攻撃の中心に君臨。リーグ・アンではすでに7ゴールを挙げており、二桁得点はほぼ確実だ。左足の技術と創造性に得点力が加わり、献身的な守備でもチームに貢献する選手へと成長している。
 

 1月の移籍マーケットでニューカッスルから4000万ユーロ(約52億円)のオファーが届いたものの、クラブが拒否。パケタ自身もリヨンに留まることを望んでいるように見えた。

 しかし、ブラジル代表MFのブルーノ・ギマラエスを移籍金4210万ユーロ(約54億7300万円)でニューカッスルに売却。さらにクラブのレジェンドでスポーツディレクターのジュニーニョ・ペルナンブカーノが辞任したことで状況が変わったようだ。

 同メディアによれば、パケタは同胞のB・ギマラエスとジュニーニョの退団を容認したリヨンに失望しており、すでにクラブ側へ退団の意思を伝えているという。

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長とレオナルドSDは、パケタを高く評価しており、移籍金6400万ユーロ(約83億2000万円)を用意しているとの話もあるようだ。

 パリSGはライバルチームから大黒柱を引き抜くことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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