「なぜクソ野郎のように何も言わない?」ウクライナのエースもロシア代表戦士を糾弾!「君たちの影響力を見せてくれ」

2022年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私の国で実際に起こっていることを人々に示してくれ」

ロシアの選手たちを批判したヤルモレンコ。(C)Getty Images

 同胞の言葉に触発され、ウクライナのエースがロシア代表の選手たちを痛烈に非難した。

 ロシアのウクライナ侵攻に対し、世界中から批判が高まるなか、母国が危険にさらされているウクライナの選手たちは悲痛の声を上げている。

 3月1日には、エバートンのウクライナ代表DFヴィタリー・ミコレンコが、自身のインスタグラムのストーリーで、ロシア代表のエースでキャプテンも務めるアルテム・ジューバ(ゼニト)を非難し、沈黙を守っているロシア代表チームも痛罵したことが話題となった。

 すると翌日、ウェストハムの所属するウクライナ代表のエース、アンドリ―・ヤルモレンコもこれに呼応。インスタスラムに動画を投稿し、ジューバらロシア代表の選手を糾弾した。
 
「私は(ロシアの)サンクトペテルブルクで生まれたが、ウクライナで育ち、100%ウクライナ人だと思っている。ロシア代表の選手たちに質問がある。君たちは、なぜクソ野郎のように座っていて、何も言わないのか?」

 そう切り出した32歳のレフティは、「私の国で、ロシア人は人々を殺し、妻を殺し、母親を殺し、子供を殺している。しかし、君たちは何も言わない。何もコメントをしていない」と沈黙を貫いているロシアの選手たちに怒りを露わにした。

「君たち全員が団結して、これから何が起きるかを教えてくれ。私の国で実際に起こっていることを人々に示してくれ。君たちは人々に影響力を持っている。それを見せてほしい。お願いだ!」

 ヤルモレンコは最後に、ジューバが過去に破廉恥な動画が流出するスキャンダルがあったことを引き合いに、「カメラの前でタマを見せたがる人もいるようだが、本当にタマ(男)を見せる時が来た」と痛烈な皮肉を飛ばして、締めくくっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】インスタグラムでロシアの選手たちを批判するヤルモレンコ

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