「平和に国境はない」ウクライナの英雄、ミラノ・ダービーを前に“友人”へ支援を呼びかけ!「一緒に戦争を止めよう」

2022年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私たちを結びつけるものは…」

元ウクライナ代表シェフチェンコが、古巣ミラン戦の前に反戦を訴えた。(C)Getty Images

 ミランとウクライナのレジェンド、アンドリー・シェフチェンコが、かつての本拠地サン・シーロで平和を呼び掛けた。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 ロシアの侵攻を受け、日増しに被害が拡大しているウクライナ。国際プロサッカー選手会の発表によれば、サッカー選手の死亡も確認される事態となっている。

 そんな国内の悲惨な実態を知らしめるべく、元ウクライナ代表の英雄シェフチェンコは連日、SNSで情報を発信。そして1日には古巣ミランとインテルとのダービーマッチ(△0―0、コッパ・イタリア準決勝の第1レグ)の前に、母国の国旗をまとった姿で会場で流されたVTRに出演し、こう思いを伝えた。
【動画】国旗を身にまとい、サン・シーロで平和を訴えるウクライナの英雄
「親愛なるイタリアの友人たちへ、サン・シーロからウクライナの平和のために支援をお願いします。ウクライナの人々は平和を求めています。平和に国境はありません。私たちを結びつけるものは、私たちを分断するものより強くなければならないからです。一緒に戦争を止めましょう。みなさんにハグを」

 当日は「PEACE」と書かれたボードの前で、両軍揃って写真撮影を行なったほか、スタンドの観客には国旗に同様の文言が書かれたパネルが配られ、スタジアムが黄色と水色に染まった。

 永遠の平和が訪れることを多くの人が強く願っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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