元ザルツ指揮官を招聘のリーズ、今夏に“教え子”南野拓実へ再オファーも? 現地メディアは「移籍に前向きと思わざるを得ない」

2022年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「軌道に乗せるには、完全移籍が必要かもしれない」

かつてオーストリアで共闘したマーシュ監督(左)と南野(右)が、イングランドでタッグを組むこととなるのか。(C)Getty Images

 リーズが南野拓実へ再オファーを出す可能性を英メディア『HITC』が伝えている。

 27歳の日本代表FWはリバプール加入3年目の今シーズンも、モハメド・サラーら強力なレギュラー陣の陰に隠れ、プレミアリーグでの先発はいまだゼロ。出場機会確保に苦しむなか、今冬にはリーズとモナコのアプローチが報じられたが、移籍は実現しなかった。

 しかし、その後リーズでは大きな変化が起こった。成績不振でマルセロ・ビエルサ監督が解任となり、レッドブル・ザルツブルク時代に南野を指導した、ジェシー・マーシュが新指揮官に就任したのだ。

『HITC』は「なぜリーズはミナミノの獲得に再び乗り出すのか?それは、マーシュの存在が大きなセールスポイントになるからだ」として、こう説明している。
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「マーシュはザルツブルクで、リバプールが獲得に動くほどミナミノを成長させた。(2019-20シーズン、冬に移籍するまで)マーシュの下で22試合に出場した彼は、9ゴール・11アシストという素晴らしい成績を残し、これまでのキャリアの中で最高の成績を残した。

 マーシュはミナミノを高く評価していることも明らかにしている。2020年に『ESPN』の取材に応じた際には、オーストリアで指導する前に、本当はニューヨーク・レッドブルズの監督時代に獲得したかったと語っている。マーシュはミナミノを『本当に知的』と呼び、27歳の彼が特に爆発的な選手ではないにせよ、その戦術的な理解力を称賛している」

 そのうえで「ミナミノもまた、そのような移籍に前向きなのではないかと思わざるを得ない」と指摘。恩師の着任に加え、新たにライバルが1人増えたことで、今夏の移籍に向けた動きがあるのではないかと見ているようだ。

「マーシュと再び仕事をするのは魅力的だろうし、ルイス・ディアスが加入した今、リバプールのトップチームでプレーする可能性はさらに低くなった。ミナミノを軌道に乗せるには、完全移籍が必要かもしれないし、リーズが1月にチャンスを与えようとしたのは明らかだ。(SDのビクター・)オルタとマーシュは同じ考えを持っているようで、この夏のリーズへの移籍は、リバプールの選手にとってようやく理に適うものになった」

 日本代表の10番はアメリカ人指揮官と、イングランドで再会することとなるのか。まずは将来の選択肢を増やすためにも、今シーズンの残りの試合で、リバプールの選手として目に見える結果を残したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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