FC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督が、１週間ぶりに活動を再開したチームの状況を明かした。

　FC東京は２月11日以降、チーム内で新型コロナウイルスの感染が拡大。複数の選手とスタッフが陽性判定を受けたことに伴い、20日から26日まで活動を停止し、ルヴァンカップ・ジュビロ磐田戦とJ１第２節・名古屋グランパス戦の中止を余儀なくされていた。

　厳しい状況に直面したが、27日にはPCR検査で陰性が確認された選手とスタッフのみで練習を再開。約１週間ぶりに選手と対面したアルベル監督は、「（選手たちは）もちろんプレーに飢えている感じはしましたし、サッカーをもう一度楽しみたいという意欲に満ち溢れていました」と練習に対する選手たちの向き合い方に変化があったと明かした。
 

　ここからFC東京は、陰性の確認が取れている選手のみで明日３月２日、ルヴァン杯グループステージでアビスパ福岡と対戦。６日には、J１第３節でセレッソ大阪と相まみえる。

「福岡戦ではかなり限られたメンバーで戦うことにはなります。新型コロナウイルス感染症で陽性判定を受けた選手の多くが戻って来られていないというのは頭に入れておかなければいけません。福岡戦に関しては、リーグ戦に向けた再調整のような意味合いになってくると考えています」

　福岡戦へ向け、懸念を示したアルベル監督だが、「もちろん勝負にこだわる姿勢は譲らないですし、自分たちのプレースタイルを確立して、成長していくことにフォーカスしていくことは変わりません」と強調。サッカーに飢えている選手たちが福岡戦でどんなプレーを見せてくれるのか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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