「タクミがいなかったらここにいない」クロップ、リーグ杯制覇の“立役者”南野拓実に敬意!「レスター戦ではほとんどの人が…」

2022年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これまで見た中で最もスペクタクル」なPK戦を制す

準々決勝では劇的同点弾を奪うなど、リーグ杯でインパクトを残した南野。しかし、決勝での出番はなかった。(C)Getty Images

 現地時間2月27日に開催されたリーグカップ決勝で、リバプールはチェルシーと対戦。延長戦を含め再三のチャンスを生かせず、スコアレスで突入したPK戦で、11人全員が成功させたのに対し、PK戦要員として途中出場した相手守護神ケパ・アリサバラガが外して勝負あり。2011-12シーズン以来、9度目の戴冠を果たした。

 クラブ公式サイトによれば、ユルゲン・クロップ監督は「今夜のチェルシー戦は、まるで2頭のライオンのように激しくぶつかり合って、本当にクレイジーだった」と、120分超の死闘を振り返っている。

「相手の方がスタートは良かったが、その後は私たちが主導権を握り、さらに良くなった。後半、チェルシーが2度ほど良い場面を作った後、我々が再び立て直し、最後は全員がピッチ上で疲れてしまった。そしてペナルティは、私がこれまで見た中で最もスペクタクルなもののひとつだった。このような形で優勝できたのは、本当に素晴らしいことだ」

 準々決勝のレスター戦では、後半アディショナルタイムに劇的な同点弾を挙げるなど、今大会で4得点を挙げ、決勝進出に大きく貢献した南野拓実は、この大一番で最後までベンチを温めた。
【動画】試合終了間際に劇的な同点弾!南野がリーグ杯準決勝で決めた鮮烈ボレーシュート
 ただ、54歳のドイツ人指揮官は「もっと多くの選手がチームシートに名を連ねていれば完璧だったね。今日は本当に厳しい決断を迫られたので、メンバー全員が揃ったミーティングで、チームシートに載っていない選手も含めて、『これが私のチームだ』と言ったんだ」と明かし、あくまでチーム一丸での戴冠を強調している。

「タクミとディボック(オリギ)がいなかったら、そして彼らが決めたゴールがなかったら、私たちはここにいなかっただろう。レスター戦では(後半中盤まで)1-3で敗れていて、ほとんどの人が見限ったと思うが、我々は見事に復活し、PK戦で勝利を収めた。(準決勝の)アーセナル戦ではホームで10人相手に0-0、誰もセカンドレグに前向きではなかったが、敵地で本当に素晴らしい形で勝利した」

 試合後、会場に流れる音楽に合わせて身体をくねらせ、選手の誰よりもはしゃいでいたクロップ。「ファンも今夜はとても喜んでくれたし、雰囲気は最高だった。長い間お祝いをする機会がなかったので、みんなと一緒にできて良かった。本当にハッピーだ」と喜びを伝えたように、大勢のサポーターの前で掴んだタイトルは格別なようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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