リバプールがPK戦までもつれこむチェルシーとの激闘を制し、10シーズンぶりのリーグ杯制覇!南野拓実は出番なし

2022年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

互いにオフサイドで得点が幻に

PK戦でリーグ杯制覇が決まり、喜びを爆発させるリバプールの選手たち。(C)Getty Images

 現地時間2月27日に開催されたリーグカップ決勝で、リバプールとチェルシーが聖地ウェンブリーで激突。今大会4得点を挙げている前者の南野拓実と、先日の試合で極端に少ないタッチ数が話題となった後者のルカクは、いずれもベンチスタートとなった。

 開始6分、先にビッグチャンスを作ったのはチェルシーだ。アスピリクエタがグラウンダーのクロスを送り、プリシッチがゴール至近距離で合わせるも、シュートはGKケレハーの正面に飛んでしまう。

 リバプールは18分に、アレクサンダー=アーノルドがアーリークロスを送り、抜け出したマネが身体を投げ出しながらヘッドで合わせるも、上手くミートできない。

 先のアフリカ・ネーションズカップで初優勝の立役者となったセネガル代表FWは、30分にもケイタのミドルシュートのこぼれ球に反応し、左足でシュート。しかし、相手守護神メンディの決死のセーブに遭う。

 前半の終わりあたりから徐々にペースを取り戻したチェルシーは、45分に再び絶好機が到来。カウンターからプリシッチがゴール前まで持ち運び、最後はハベルツの折り返しから、マウントが右足でフィニッシュするも、シュートはわずかに枠の右に外れる。これにはトゥヘル監督も悔しさを露わにし、思わず地面を叩いた。
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 スコアレスで折り返すと、67分にはリバプールがFKから最後はマティプがネットを揺らすも、VAR介入の末にオフサイドを取られ、得点は認められない。

 チェルシーが73分にルカクとヴェルナーを送り込めば、リバプールは79分にジョッタ、ミルナー、エリオットを一気に投入。選手交代で流れを掴もうとする。

 ただ、その後も互いにビッグチャンスをモノにできず、注目の大一番はスコアレスで延長戦へ突入。迎えた98分には、縦パスに抜け出したルカクが左足で叩き込むが、オフサイドで今度はチェルシーの得点が幻となる。

 結局、120分でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられる。ここでも激闘となり、互いに全員が成功させ11人目までもつれこんだ結果、最後はPK戦要員として途中出場したチェルシー守護神ケパが外して勝負あり。

 リバプールが2011-12シーズン以来、9度目のリーグカップ制覇を果たした。なお、準々決勝のレスター戦では劇的な同点弾を決めた南野に、決勝での出番は訪れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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