リーズの“鬼才”ビエルサ監督が成績不振で退任へ。17年ぶりの昇格、昨季は9位に導くも… 後任は南野拓実の恩師か

2022年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

昇格時には「マルセロ・ビエルサ通り」も誕生

リーズの英雄ビエルサは、大敗したトッテナム戦がラストマッチとなってしまうのだろうか。(C)Getty Images

 リーズのマルセロ・ビエルサ監督の退任が、秒読みなっている。英紙『The Guardian』などが伝えている。

 鬼才として知られ、母国アルゼンチンの代表チームを率いた経験も持つ66歳は、2018-19シーズンにリーズの監督に就任。確かな手腕を発揮し、翌シーズンには2部を制し、17年ぶりの1部昇格へ導いた。勢いそのままに、プレミアリーグ復帰1年目の昨シーズンは、9位でフィニッシュ。今シーズンはさらなる躍進が期待されていた。

 しかし、序盤戦から大きく出遅れると、中盤以降も負けが込み、現在降格圏とはわずか2ポイント差の16位に低迷。23日のリバプール戦(●0―6)に続き、26日のトッテナム戦(●0―4)でも大敗を喫し、4連敗となった後、クラブを去ることで合意したようだ。

 ビエルサはトッテナム戦の後、「我々は攻守の切り替えにおいて、スピード感のある独特のスタイルを持っていたし、ユニットとして守備をすることもできた。今は違う。ボールを失い、相手にとっては簡単な状況を作ってしまっている」と語った。
【動画】これがビエルサのリーズでのラストマッチに?不調トッテナムに4発完敗
 気になる後任は、ジェシー・マーシュの就任が濃厚だという。レッドブル・ザルツブルク時代には、アーリング・ハーランドや南野拓実も指導した48歳の元アメリカ代表MFは、今シーズンからはRBライプツィヒで指揮を執っていたが、昨年12月に成績不振により、契約を解除されていた。

 悲願の昇格を果たした際には、市内のある通りの名前が「マルセロ・ビエルサ通り」に変更されたというエピソードからも分かるように、多くのファンに愛されたビエルサ。だが、その別れは不本意で、寂しいものとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】多くの人に愛されたビエルサ!リーズ昇格決定時にはなんと自宅に…

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【動画】多くの人に愛されたビエルサ!リーズ昇格決定時にはなんと自宅に…

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事