「使命が私達にはある」“被爆都市のクラブ”長崎がロシアの軍事侵攻を受け平和への意思表示。所属選手も「本当に悲しい」

2022年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんな同じ気持ちです」

長崎が公式ツイッターでロシアによるウクライナ侵攻に触れ、平和を願う投稿をした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 V・ファーレン長崎は2月26日、公式ツイッターを更新。ロシアがウクライナに軍事侵攻した問題に触れ、コメントを発表した。

 被爆地長崎県を本拠地とするJ2長崎は、ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、戦闘行為が行なわれている現状について、以下のように投稿した。

「ウクライナで戦闘行為が激化しています。長崎はこれまでの歴史の中で深い苦しみを味わってきました。平穏な日常を味わえる今だからこそ、平和の大切さを伝え、その輪を広げていく使命が私達にはあります。世界に2つだけの被爆都市のクラブとして。長崎から世界へ」
 
 このツイートにファンからは、「みんな同じ気持ちです」「素晴らしい公式見解に大拍手」「こういう時こそ、スポーツの力で平和を訴えていきたい」など、多くの賛同の声が寄せられている。

 また、長崎に所属する選手たちも反応。DF米田隼也は、「平和な日常がどれだけ幸せなことなのかを痛感させられています。家族と過ごせる、ご飯が食べられる、お風呂に入れる、夢を持てる、サッカーができること。どれも平和じゃないと感じられない幸せがあります。ニュースを観てて本当に悲しい」と率直な思いを述べ、そのほかDF奥井諒は一言「NoWar」、FW都倉賢は手を合わせる絵文字を3つ並べて投稿した。

"世界に2つだけの被爆都市のクラブ"だからこそ伝えられる重みのある発信となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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