「民主主義への挑戦です」ヴィッセル神戸の三木谷会長がウクライナ政府への“10億円寄付”を公表!

2022年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゼレンスキー大統領への手紙も公開

ウクライナ政府への10億円を寄付した三木谷会長。3年前にキエフを訪れた際、ゼレンスキー大統領とも面会を果たした。(C)SOCCER DIGEST

 ヴィッセル神戸の三木谷浩史会長が土曜日の深夜に公式ツイッター(@hmikitani)を更新し、ウクライナ政府に10億円を寄付すると発表した。

 ロシアによる武力侵攻を受けて窮地に立たされているウクライナ。三木谷会長にとって首都キエフは以前訪れた思い出深い場所であり、渦中にあるウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも懇意の間柄だ。

 三木谷会長は「僕達にできることは本当に限られていますが、家族と相談し10億円をウクライナに寄付することにしました」と綴り、大統領宛にしたためた英字の手紙を公開した。

 以下がその内容だ。

「親愛なる大統領、

 ウクライナへの軍事攻撃のニュースを聞いて、私は深い悲しみに襲われています。私の想いはあなたとウクライナ国民と共にあります。

 私はいまでも、キエフを訪れてあなたと面会した2019年初夏のことを、昨日のことのように鮮明に覚えています。キエフの美しい街並みに魅了され、あなたのデジタル技術に対する造詣の深さにも感銘を受けました。

 平和で民主的なウクライナを不当な攻撃によって踏みつける行為は、民主主義への挑戦だと信じています。

 ウクライナの人びとのため、いわれのない攻撃に立ち向かうあなたの姿を見て、日本にいる私がウクライナのためにできることはなにかを考え、ウクライナ政府に10億円(870万米ドル)を寄付することを決めました。暴力の被害に遭っているウクライナの人びとを救うための人道的な行動です。

 私はロシアとウクライナがこの事態を平和的に解決してくれること、そしてウクライナの人びとができるだけ早くふたたび平和を取り戻せることを切に願います。これからもウクライナとウクライナ国民へのサポートを続けます。

 私はウクライナと共にあります」
 

 三木谷会長は自身のツイッターのアイコンをウクライナ国旗の青と黄に変え、「賛同していただける方は、プロフィール画像やバックグラウンドをウクライナの国旗にして頂けませんか? よろしくお願いします。日本もウクライナの人々と民主主義を応援しているというメッセージを送りましょう。宜しくお願いします」とも呼びかけており、訪問時に撮影したゼレンスキー大統領のツーショット写真も掲載している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連画像】三木谷会長が公開した、ゼレンスキー大統領のツーショット写真

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