「ピピとは何者だ?」マドリーと契約更新した中井卓大をスペイン紙が特集!「クラブで最も有望な選手のひとり」

2022年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラウールは「最大の支援者のひとり」

順調にステップアップする中井に現地メディアも熱視線を向けている。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

「日本の宝石、ピピとは何者だ?」 

 スペイン紙『Marca』がそう見出しを打ち、レアル・マドリーのフベニールA(U-19)でプレーし、今月24日にはクラブとの契約更新を発表した中井卓大を大々的に取り上げている。

『Marca』はまず、18歳のMFのプロフィールを説明。「タクヒロ・ナカイ(滋賀県出身、2003年生まれ)は、レアル・マドリーの下部組織の宝石のような存在である。クラブはわずか10歳の日本人スターに賭けた」と、入団時から掘り下げている。

「この若者は2014年にマドリーに到着して以来、バルデベバス(クラブの練習場)で成長を続け、現在もクラブで最も有望な選手のひとりとみなされている。まだ18歳の彼は、すでにフベニールAでプレーしており、マドリーのもうひとりの日本人選手、タケフサ・クボに続く存在になることを望んでいる」

 そのうえで、現在はカスティージャ(スペイン3部に所属するBチーム)で監督を務めるクラブOBラウール・ゴンサレスは、「UEFAユースリーグにもデビューさせ、ピピの最大の支援者のひとりである」と説明。来年はそのレジェンドの下、「リザーブチーム(カスティージャ)に入っている可能性が高い」と今後を展望している。
【動画】DFをかわして右足でゴラッソ! 中井卓大の今季初ゴール
「ピピは若くして全く異なる文化や習慣という障壁を乗り越え、体格では同年代の若者たちに敵わないにもかかわらず、チームの一員としての地位を獲得した。常に1番小さな選手だった彼が、体力と気力を身につけたのだ。ラウールがより多くを求め、ルカ・モドリッチのような役割を要求しても、日本人は常にMFとして上手くやってのけてきた。テクニックとプレーメーカーとしてのビジョンが際立っている」

 日本の宝石はカスティージャでも輝きを放ち、トップチーム入りの足掛かりを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】さわやかな笑顔を見せ、契約書にサインする中井

【動画】これだけでワクワク! モドリッチ→中井→ベンゼマ→カマビンカ→中井→モドリッチのパス回し!

次ページ【動画】DFをかわして右足でゴラッソ! 中井卓大の今季初ゴール

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事