ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督が、ルイス・ディアスに触手を伸ばしていたことを明かした。英衛星放送『Sky Sports』が伝えている。

　ディアスは先月30日に、ポルトからボーナスを含め総額約75億円ものビッグディールでリバプールへと加入。かねてより25歳のコロンビア代表FWに目を付けていたプレミアリーグの名門は本来、今夏の獲得を狙っていたが、ライバルクラブの動きやポルトの事情などにより、予定を前倒しにすることになったようだ。

　モイーズ監督は、27日のウォルバーハンプトン戦（プレミアリーグ第27節）を前に、今冬の取引について言及。「ルイス・ディアスとは電話で話した」と明かしている。

「私の理解では、リバプールは夏に動くつもりだったので、我々は１月に彼を獲得しようと思っていた。それがリバプールの決断に影響したかどうかは分からないけどね。結局手には入れられなかったが、彼は本当に良い選手だ」
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　１月の補強はゼロに終わったウェストハムは、直近のリーグ戦５試合でわずか１勝と苦戦。現在６位で、４位のマンチェスター・ユナイテッドとは、４ポイント差に開いている。しかし、スコットランド人指揮官は「上位に入ることをあきらめてはいない」と、力強く語った。

「今シーズンは２度、トップ４入りを果たしたが、脱落してしまったので、３度目はトップ４入りを果たし、そこに留まりたい。そのためにはベストのチームを見つけなければならない。毎試合バランスを取り、準備を整え、ベストを尽くすことは容易ではないが、粘り強くトップチームに挑戦し続ける。これからビッグゲームも待っているし、カップ戦も２つある。ウェストハムにとっては良い時期だと思う」

　マンチェスター・シティとリバプールをはじめ、上位との直接対決を多く残し、FAカップとヨーロッパリーグも戦うウェストハムは、ここが正念場だ。まずは２ポイント差で７位と、すぐ下に位置するウルブスをホームできっちり倒したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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