現代サッカーで最終ラインの選手は多くの能力を求められる。その中でハイレベルなパフォーマンスを見せてきたからこそ、往年の名選手も感心しているようだ。

　アーセナルのレジェンドOBである元イングランド代表のリー・ディクソンが、後輩の冨安健洋を称賛している。英紙『Metro』が報じた。

　最近はコンディションが整わない日々が続いている冨安だが、夏に加入してから昨年末に負傷するまではチームを支える不動の右SBとして活躍していた。

　自身も右SBだったディクソンは「注目される理由はいくつかあると思う。高さと運動能力から、ピッチでとても目を引く。身体的に目立つんだ」と称賛した。

「典型的なサイドバックには見えない。体型的には少しマルコス・アロンソのタイプだ。私が育ったころの伝統的なサイドバックよりも細くて高い。ピッチを走り回り、空中戦に強く、まさにアスリートだ。彼のフィジカルさやタックルに感心したよ」

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　さらに、「サイドバックとしてのクオリティをすごく見せてきたと思う。特に彼はすぐウイングにいける」と、日本代表DFへの賛辞を続けている。

「センターバックが３バックの右をやり、ウインガーを防ぐサンドバックの役割をこなさなければいけないときがあるが、中には魚が木に登ろうとしているかのような選手もいる。まったくやりにくそうなんだ。トミヤスはそうじゃない」

　すでにその優秀さが分かっているだけに、アーセナルとそのファンは冨安が早く万全の状態に戻ることを願っているだろう。だが、２月24日のウォルバーハンプトン戦を欠場した23歳について、クラブはふくらはぎの問題と明かしている。

　レジェンドOBを納得させた冨安が、再びピッチで躍動する日が早く訪れるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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