ヴィッセル神戸の槙野智章が、古巣・浦和レッズとの初対戦で恩返し弾を挙げた。
 
　１-２と相手にリードされて迎えた87分、左サイドでボールを受けたアンドレス・イニエスタがゴール前にアーリークロスを送ると、ファーサイドで反応した槙野がヘディングで合わせ、チームに勝点１をもたらす同点ゴールを挙げた。

　今季浦和から完全移籍で神戸に加わった槙野にとって、これが移籍後初ゴールに。試合後、フラッシュインタビューに応じ、埼玉スタジアム2002に訪れた浦和ファンの前で元気な姿を披露できた喜びを語った。

「勝点３を取りに行くと意気込んでこのスタジアムにやってきました。慣れ親しんだスタジアム、よく知っている仲間とよく知っているサポーターの前で元気な姿を見せることができて良かったです」
 

　続けて、「街並みを見てもやっぱりすごい好きな街だなと思いましたし、バスで（スタジアムに）入る時もずっと外を見て入ってきましたし、いまかいまかとスケジュールを逆算しながらこの日を待ち遠しく思っていたので、とにかく楽しみな一戦だった」と、古巣との対戦を待ちわびていたことを明かした。

　試合後には浦和のリカルド・ロドリゲス監督と談笑する姿も。槙野は、「リカルドとは、ずっとふざけてFW、ストライカーだと言われてきていますので、（試合後には）やっぱりお前はストライカーだと言われました」と会話の内容を告白し、笑顔を見せた。

　10年間にわたりお世話になった浦和へ、改めて「今後も浦和レッズの幸運を祈っています」とし、「僕らもレッズに負けないくらいの力強さを見せて、タイトル獲得に向けて頑張りたい」と意気込みを口にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】イニエスタの絶妙クロスにお祭り男・槙野が同点ヘッド！

【PHOTO】ヴィッセル神戸の歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介！