J１リーグは２月23日、第９節の２試合を開催。埼玉スタジアム2002では浦和レッズ対ヴィッセル神戸が行なわれ、２-２の痛み分けで決着した。

　７分、神戸にさっそくチャンスが訪れる。仕掛けた大迫勇也がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをキッカーの武藤嘉紀がゴール左を狙うも、GK西川周作に左手一本で防がれ得点とはならず。

　絶好機を逃したが、直後の10分に武藤がペナルティエリア左から、トラップで浮いたボールをボレーで逆サイドのネットに決めて先制点を奪う。

　すぐさま反撃に出た浦和はその２分後、今季初先発の新加入・松崎快のゴールで同点に。左サイドの関根貴大からの横パスをゴール前で受けた松崎が、巧みなトラップで相手をかわすと、左足でゴール右隅に沈め、J１初ゴールを挙げる。

　さらに19分には左CKから、ゴール前に飛び込んだ柴戸海が、ヘディングで合わせて早くも逆転に成功。その後も主導権を握った浦和が試合を優位に進め、１点をリードしたまま前半を折り返した。
 

　後半に入ると58分、浦和の明本考浩が小林友希に手を出してしまい、これが報復行為と判定され一発レッドで退場に。

　数的優位となった神戸は、途中出場のアンドレス・イニエスタを中心に猛攻を仕掛けると、87分にイニエスタからのクロスを槙野智章がヘディングで合わせて古巣相手に同点ゴール。試合はこのまま終了し、ドローで決着した。

　次戦の２節は26日、ともにホームで浦和はガンバ大阪と、神戸はアビスパ福岡と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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