バルセロナのピエール＝エメリク・オーバメヤンが、ハットトリックを達成した翌21日、地元スポーツ紙『Mundo Deportivo』のインタビューに対応。新天地でのチームメイトについて語った。

　アーセナルを退団し、今冬にスペインへ初上陸したガボン代表FWは、20日のバレンシア戦でリーグ戦初先発。23分に加入後初ゴールを挙げると、ペドリの強烈なシュートが自身の背中をかすめ、ゴールに吸い込まれるという運も味方し、その後に２点を追加。チームの４―１での快勝に貢献した。
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「ハットトリック達成を手伝ってくれたペドリに、食事を御馳走するか」と尋ねられたオーバメヤンは、笑いながら「すでに彼には謝ったよ」と答えている。

「ハットトリックをお願いしたわけではないんだけど、最終的にレフェリーが与えてくれたんだ。触った時も何も言わなかったよ。素晴らしいゴールだから、何も言いたくなかったんだ」

　ドルトムント時代に共闘したウスマンヌ・デンベレとは、バルサで久々の再会となった。そのデンベレは今夏までとなっている契約の延長を拒否し、フリーでの移籍が確実視されるが、「人生ではあらゆることが可能だ」と逆転残留の可能性を語り、盟友の魅力をこう力説している。
 

「ウスマンヌはボールを持ったときはベストな選手のひとりであり、ストライカーとして素晴らしい。彼がいてくれることはとても嬉しいよ。実を言うと、僕がここへ加入したときに『お前はここにいなきゃダメだ（笑）』と言ったんだ」

　さらに、経験豊富な32歳は、新進気鋭な若手選手たちにも言及。「バルサの練習で驚かされた選手は誰か」と問われた際には、フレッシュな４人の名を挙げている。

「ペドリ、ガビ、ニコ（ゴンサレス）。彼らはとても優秀だ。テレビで見るより実際に見た方がいい。そしてもう１人、アンス・ファティが復帰したらそこに加わるね」

　陽気なキャラクターでもお馴染みのオーバメヤンは、リオネル・メッシの退団以降、ネガティブなニュースが続いている世界屈指の名門を、明るく照らせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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