２月20日に開催されたラ・リーガ第25節で、13位のエスパニョールは２位のセビージャとホームで対戦。１－１のドローに持ち込み、難敵から貴重な勝点１を挙げた。

　だが、そのエスパニョールに所属する中国代表のエース、ウー・レイは、ベンチ入りするもラ・リーガではここ10試合で９度目の出番なし。出場した23節のアスレティック・ビルバオ戦も15分間だけという状況に、中国のファンから厳しい声が寄せられているという。

　中国のスポーツメディア『PP体育』は、「ウー・レイが冷遇されているというのは、もはやニュースではなくなった」と指摘。「まだ２部だった昨シーズンもチームの主力ではなくなり、１部に昇格した今シーズン、ウー・レイの立場は、定期的なローテーション要員から、普通のバックアッパー、起用されないベンチ要員、そして"マスコット"へと低下した」と辛辣に綴った。

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　そして、エスパニョールの公式WeChat（中国のアプリ）には、「このままチームいることについて何か意見はあか？ 意志はあるのか？ 面白いのか？ 理に敵っているのか？」といったコメントが殺到していると伝え、こう続けている。

「ウー・レイのエスパニョール残留の理由は、サッカーの観点から純粋に説明することはできない。ファンは、『５大リーグで唯一の中国人選手』という対面を維持するためと考えているのではないだろうか？」

　シーズンを通しても、ラ・リーガでは先発わずか３試合（途中出場が10）で、いまだノーゴールのウー・レイ。チャンスを与えないビセンテ・モレーノ監督だけでなく、選手自身への風当たりも強まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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