「99.9%の人は夢見るだけで…」OGでハットのNZ代表DFにエール続々!「今日が彼女を定義するものではない」

2022年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼女を叩くキーボード戦士の皆さん、ママのいる地下室に戻りなさい」

不名誉なオウンゴールを達成してしまったムーア。(C)Getty Images

 現地時間2月20日。バルセロナに新加入したピエール=エメリク・オーバメヤンは初ゴールから一気にハットトリックを達成し、大いに注目を集めた。ただ、同日にはもうひとつ、記憶に残る3発が生まれた、いや生まれてしまった。

 SHEBELIEVES CUP、アメリカ女子代表対ニュージーランド女子代表でのことだ。後者の一員として先発したメイケイラ・ムーアは開始5分、右サイドからのクロスをクリアしようと、右足を伸ばしたところ、誤って自陣ゴールに入れてしまう。

 すると、そのわずか1分後にも、相手のヘディングシュートが今度は頭に当たってゴールイン。立て続けにアメリカに2点を献上する羽目になる。しかし、悲劇はこれで終わりではなかった。

 25歳のリバプールDFは、さらに36分にも左サイドからのクロスに対応した際に左足で叩き込んでしまい、なんとオウンゴールでハットトリックを完成させてしまったのだ。しかも、右足、ヘッド、左足で決めたとあって、俗にいうパーフェクト・ハットトリックとなり、余計な形容詞まで付く事態となってしまった。
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 その後、指揮官の気遣いからかムーアは40分でベンチに下がり、試合は後半にも2点を追加したFIFAランキング1位のアメリカが、同22位のニュージーランドに5―0で大勝している。

 ムーアのメンタル面が心配されるなか、アメリカ女子代表のレジェンドであるアリ・クリーガーは、ツイッターでエール。「この美しいゲームは時に残酷で、今日が彼女を定義するものではない!彼女が今感じているプレッシャーは想像もつかないし、大丈夫なことを願うよ」と寄り添う姿勢を見せた。

 また、川澄奈穂美が在籍し、17日には横山久美の加入も発表された、アメリカ1部ゴッサムのスコット・パーキンソン監督も以下のような愛に満ちた投稿をしている。

「メイケイラ・ムーアは立ち直る。地球上で最高のチームと対戦し、彼らはボックス内に非現実的なボールを供給している。彼女を叩くキーボード戦士の皆さん、ママのいる地下室に戻りなさい。彼女は99.9%の人が夢見るだけで終わることをやっているんだ!いい選手だ!」

 現在、リーグ首位に立つ強豪リバプールでも、主力として活躍するムーア。今後もはつらつとしたプレーに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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