「相乗効果が生まれている」原大智&林大地の今年2度目のアベックゴールを現地紙が称賛!「STVVを救う要素だ」

2022年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人FWのアベックゴールでリーグ3連勝

息の合うコンビネーションが得点に結びついている林(左)と原(右)。(C)Getty Images

 現地時間2月20日、ベルギー・リーグの第28節が行なわれ、日本人選手6人が所属するシント=トロイデン(STVV)はホームにルーベンを迎え、2-0の勝利を収めた。今シーズン初めてのリーグ戦3連勝をもたらしたのは、ふたりの日本人FWの活躍だった。

 まず、19分に原大智が頭でゴールネットにシュートを叩き込むと、ルーベンの猛攻をしのぎ切った90+4分には、林大地が原のクロスに合わせてダメ押しの2点目を奪取。押し込まれる時間帯もあったが、ふたりのFWは前線からのボールチェイスで守備でも大きく貢献し、勝利の立役者となった。

 現地紙『Het Belang van Limburg』は、「原と林のゴールがSTVVを余裕のある順位に押し上げた」とその活躍ぶりを称えている。

「STVVは3トップという新たな布陣で、試合開始直後から攻撃的な意図が見て取れた。前線から積極的なプレーをし、序盤から躍動する林を捕まえるために、デノーレはシャツを掴まなければならず、イエローカードを食らった」
【動画】原の先制点、そして林がダメ押し弾! シュミットの好守も光った、ルーベン戦のハイライトをチェック
 
 そして、原と林の好調ぶりに目を細めている。

「原は得意な空中戦でゴールを決めると、ルーベンは反撃に出て、一度はゴールネットも揺らした(オフサイドで無効)。だが、STVVの粘り強さはルーベンの猛攻をしのいだ。後半はゲームの主導権を失ったが、シュミット・ダニエルが奮闘し、ベルント・ホラーバッハ監督は香川(真司)とクリス・ダーキンを投入して打開を図った。そして最後は、アディショナルタイムに原がお膳立てをし、林がそれを押し込んでダメ押しの1点を奪取。原よりも小柄な同僚との良い関係で、チームの勝利を確実なものとした。ふたりの相乗効果は、間違いなくSTVVを救うだろう」

 ちなみに、原と林は2022年初戦となった第23節スラン戦でもアベックゴールを決めており、良い関係を構築している様子が窺える。前者はこれで6ゴール、後者は5ゴールと着実に結果を積み重ねており、チームの好調の要因となっていることは間違いない。試合後のインタビューで原は「みんなでボールを追いかけて、いいサッカーができた。3トップもやっていけばもっと馴染むと思う」とコメントし、林も「大智が良いボールをくれたので、決めるだけでした」と手応えを得ているようだ。

 加えて同紙は、73分から投入された香川が「初めて20分以上プレー。年下の日本人ふたりを意識して活かそうとしていた」とも評しており、今後、ベテランの背番号10が調子を上げていけば、さらにチームの力は底上げされていきそうだ。次節は26日に、アウェーでオーステンデと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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