現地時間２月20日、ベルギー・リーグの第28節が行なわれ、日本人選手が６人所属するシント＝トロイデン（STVV）はホームにルーベンを迎えた。

　リーグ２連勝中のSTVVはGKシュミット・ダニエル、右SB橋岡大樹、FW林大地、そして累積警告で前節ユニオンSGとの一戦では出場停止となっていたFW原大智が先発。今冬に加入し、前節に新天地デビューを果たした香川真司はベンチスタートとなった。

　19分、ホームチームはCKを獲得。左CKからのブルースのキックに、中央で待ち構えていた原が頭で合わせ、先制点を叩き込んだ。原はこれが今シーズン６点目となった。

　その後もSTVVが優位に試合を進め、前半を１-０で折り返すと、後半も試合のペースを握る。
 

　しかし55分に中盤のドニーが負傷交代。60分を過ぎた頃からルーベンが少しずつボールを支配し始め、66分にはゴールを割られてしまう。これはオフサイドでノーゴールとなったが、押し込まれる展開が続く。

　守護神シュミットの好守などで危機を逃れていたSTVVは73分、ダーキンとともに香川を投入。背番号10はインサイドハーフに入り、積極的に攻撃に絡む。88分には、その香川にスライディングを仕掛けたMFマリノフが一発レッドで退場し、数的有利に持ち込む。

　そして後半アディショナルタイム４分、右サイドから切り込んだ原からのグラウンダーのクロスに、林が走りこんで右足で合わせ、勝利を決定づける２点目を奪取。24歳のストライカーにとって、これが今シーズン５点目のゴールとなった。

　STVVは日本人コンビの活躍で２-０と勝利し、今シーズン初のリーグ戦３連勝。次節は26日に、アウェーでオーステンデと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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