現地時間２月20日に開催されたスコットランド・リーグ第27節で、日本人選手４人が所属する首位のセルティックは、最下位のダンディーとホームで対戦。古橋亨梧が故障でベンチ外、井手口陽介がベンチスタートとなるなか、旗手怜央が左インサイドハーフ、前田大然が左ウィングで先発出場した。

　リーグ戦７連勝中のセルティックは19分、ジョッタの右サイドからのクロスに前田がヘッドで合わせるが、上手くミートすることができない。さらに21分には、ペナルティエリア内で絶妙な反転を見せた旗手が左足を振り抜くも、枠を外れる。

　迎えた26分、リーグ最少失点（15）のセルティックはCKからマレンに押し込まれ、得点数ワースト２位タイ（21）のダンディーにまさかの先制を許す。

　しかし、34分にギアクマキスがあっさり同点弾を奪うと、その４分後には左サイドを突破した前田が、鋭いクロス。これをGKロウラーが弾いたところを再びギアクマキスが押し込み、あっという間に逆転に成功する。
 

　後半に入ってもホームチームが押し込む時間が続き、57分にはマクレガーのアーリークロスに前田がヘッドで反応するも、わずかに届かない。

　すると、60分に、FKからスウィーニーにヘッドで同点弾を叩き込まれてしまう。

　67分に旗手と前田を下げ、ロギッチとアバダを送り込んだセルティックは86分、三度ギアクマキスがネットを揺らし、土壇場で勝ち越しに成功する。絶好調のギリシャ代表FWは、ハットトリック達成となった。

　試合はこのまま３―２で終了。セルティックはリーグ戦の連勝を８に伸ばし、今節で引き分けた２位レンジャーズとの勝点差を「３」に広げた。なお、井手口に出番は訪れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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