「冨安の復帰は大きな後押しだ」アルテタ監督の起用可能発言に現地メディアは歓喜も…「無理させる試合ではない」

2022年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここ2か月は離脱と復帰を繰り返している

戦線復帰が待たれる冨安。(C)Getty Images

 今度こそ万全な状態で復帰できるだろうか。

 昨夏にボローニャから加入以来、リーグ戦15試合連続で先発を続けていた冨安健洋は、12月18日のリーズ戦で右ふくらはぎを痛めて負傷交代。コロナ感染もあり、翌節のノーリッジ戦は欠場し、翌々節のマンチェスター・シティとの大一番で復帰を果たした。

 しかし、無理が祟ったか、そこから再び故障で戦列を離れると、先月20日のリバプール戦で一度ピッチに戻ったものの、再び故障でメンバーが外が続いている。

 ここ2か月は離脱と復帰を繰り返している日本代表DFについて、ミケル・アルテタ監督が、19日のブレントフォード戦(プレミアリーグ第26節)の前日会見で言及。起用の明言は避けながらも、1か月ぶりの実戦復帰に期待がもてる、以下のようなコメントを残している。

「まだ完璧とは言えないが、ここ数日トレーニングを積んできているので、出場は可能だよ。彼を起用できるので、本当にポジティブだ」
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 ただ、現地メディアは「無理はさせられない」と見ているようだ。『PAIN IN THE ARSENAL』は、「これは大きな後押しとなる」「トミヤスが与えるポジティブな影響力は、チームにとってかけがえのないものだ」としながらも、「もしまだ完治していないのであれば、モリノーでセドリク・ソアレスが今シーズン最高のパフォーマンスを見せたことを考えれば、急いで復帰させる必要はないだろう」と指摘した。

 スタメン予想でも、直近のウォルバーハンプトン戦にフル出場し、勝利に貢献したポルトガル代表DFを右SBに入れ、「トミヤスが100%準備万端でない限り、彼がいなくてもアーセナルが十分に勝てる試合に無理に参加させる必要はない」と綴っている。

 また、『Evening Standard』も「トミヤスの明るいニュース」と伝えたうえで、「カラバオ・カップ準決勝のリバプール戦でふくらはぎを痛めたDFは、今週末に先発復帰を果たすべく努力を重ねているが、セドリクがいるため、アルテタはトミヤスをゆっくりとチームに戻したいと思っているのかもしれない」と伝えた。

 リバプール戦後、アルテタ監督は3度離脱を余儀なくされた冨安は、全体練習に合流しておらず、ぶっつけ本番だったと明かし、その起用法を疑問視する声も少なくなかった。果たして、スペイン人指揮官はどんな決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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