「色々なことを言われているが…」マドリー戦で劇的弾を奪ったエムバぺが明かす胸中。「パリSGの選手でとても幸せ」

2022年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「第一にサッカーに集中したかった」

土壇場で決勝点を奪ったエムバペ。(C)Getty Images

 現地時間2月15日に幕を開けたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦(第1レグ)で、悲願の初制覇を目指すパリ・サンジェルマンは、レアル・マドリーを本拠地パルク・デ・プランスに迎えた。

 アンヘル・ディ・マリア、リオネル・メッシ、キリアン・エムバペを3トップに並べたパリSGは前半から一方的に押し込むも、相手守護神ティボー・クルトワの牙城を崩せない。61分にはPKを獲得するも、ここもメッシのキックはクルトワにセーブされ、千載一遇のチャンスを逃す。

 だが、スコアレスでタイムアップかと思われた後半アディショナルタイム4分だった。途中出場のネイマールから左サイドでパスを受けたエムバぺがドリブルで切れ込み、クルトワの股を抜く絶妙なシュートで決勝弾を奪取。フランスの雄が劇的な勝利を挙げた。

 フランス紙『L'Equipe』によれば、勝利の立役者となった23歳のフランス代表FWは試合後、土壇場での一撃をこう振り返っている。
【動画】メッシが痛恨のPK失敗も…エムバぺが後半ATに鮮烈弾!
「僕はずっと集中している。偉大なストライカーはみんなそうなんだ。それがストライカーとしての強みだよ。ゴール?僕はボックス内にすぐに入るのが得意で、動きをコントロールすることができる。相手は後ろ向きで守ってるんだから、自分がすることは分かっている。僕は2人のディフェンダーの間を抜き、クルトワの股の間にボールを通した」

 対戦相手は今夏にも移籍が濃厚とも言われているマドリー。否が応でも注目が集まる状況だったが、「僕はパリSGの選手で、いつもとても幸せなんだ」と、過剰な意識はなかったことを明かしている。

「第一にサッカーに集中したかった。色々なことを言われているが、僕は本当に集中しているし、今夜もそれを示した。そして(第2レグの)3月9日にも再びそれを示さないとね。マッチングどうこうではない。レアルとの対戦を待たずして、世界最高のチームのひとつでプレーしていることが分かったんだ」

 頼もしい若きエースは、勝負が決する第2レグでも決定的な仕事を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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