「判断が良くない、えっ!?てミスが多い」闘莉王が“代表10番”南野拓実を辛口批評!「一番差をつけなきゃいけない」

2022年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本の10番だからこそ、言わなきゃいけないこと」

サウジ戦では1得点。チームの勝利に貢献した南野だが、闘莉王氏はそのパフォーマンスに物足りなさを感じているようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 期待をしているからこその苦言だろう。

 元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が2月11日、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新。2月1日に行なわれたカタール・ワールドカップのアジア最終予選・8節のサウジアラビア戦における南野拓実について言及した。

【関連動画】サウジ戦で1得点も…闘莉王が"代表10番"南野を辛口批評!

 このサウジ戦で南野は先制点をマーク。2-0の勝利に貢献したが、闘莉王氏は「日本代表の中では、一番調子が悪い」と切り出し、こう続ける。

「ボールが収まらない、イージーミスが多い、タイミングが他の選手とちょっと違う、パスのズレ、考えるスピードがみんなと少し遅れている」

 ゴールという目に見える結果は出した。それでも「あれだけ素晴らしい出来だった日本代表の中では、レベルがいまだに一番、良いところまではいっていない」と見ている。

「判断が良くない、連係が噛み合っていない、えっ!?てミスが多い」

 そういう時こそ、守備で奮起してほしかったようだが、「ちょっと適当な、雑な守備が目立っているような感じがします」と手厳しい。

 低調なパフォーマンスを、いかに改善していくべきか。調子を上げるにはどうすればいいか。闘莉王氏は「自分自身との戦い」と語り、さらには「監督が合図を出してくれるか。ちゃんと頑張らないと(先発から)外すぞ、と。そういう合図もある」とも考えている。

 南野が背負うのは伝統の10番。特別なナンバーだけに、それに相応しいプレーを見せてほしいと願う。

「日本の10番だからこそ、言わなきゃいけないこと。一番差をつけなきゃいけない。数々のレジェンドがいた10番、最も大事な10番、ということを意識して、プレーしてくれたほうが、さらに応援したくなりますね」
 
 最終予選も残り2試合。3月24日に敵地でオーストラリアと相まみえ、同29日にベトナムをホームに迎える。

 日本は勝点18でグループ2位をキープ。首位サウジとは勝点1差、3位のオーストラリアとは勝点3差。闘莉王氏も「だいぶ計算できるくらいのところまで来てる」と現状を把握し、オーストラリア戦に向けては、「正直なところ、引き分けでも、全然悪い結果じゃない。そういった戦い方を考えないと、いけない試合になる」と展望する。

 7大会連続のワールドカップ出場に王手をかけている森保ジャパン。闘莉王氏は「『あ、こうだった、良かったな』か『いやー大変だなー』、どっちの日本代表が出てくるか、ドキドキしながら楽しみに見ていきたい」と締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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