「選手には厳しい要求をした」浦和ロドリゲス監督、J1王者撃破に手応え! 川崎からリズムを奪い返せた要因は?

2022年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「川崎に快適にプレーさせないことを意識させた」

浦和を率いて2年目のロドリゲス監督。天皇杯に次ぐタイトル獲得なった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季初めてのタイトル獲得に、手応えを得たようだ。

 シーズン開幕を告げる前哨戦、富士フイルムスーパーカップは2月12日に日産スタジアムで行なわれ、天皇杯王者の浦和レッズがJ1王者の川崎フロンターレを江坂任の2ゴールで、2対0で破った。
 
 試合後、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、「この試合のプランにおいて、選手たちには厳しいものを要求していた。ハードワークといった部分でもそうだし、川崎に快適にプレーさせないようにすることを意識させて試合に入った」とゲームプランを明かし、「1点目が早めに入り、少し時間をおいて2点目が入るという展開となった。もう少しボールを握って、敵陣でプレーする時間を長くしたかったが、選手たちの頑張りがこういう結果に繋がったと思う」と、課題を感じつつも結果を残した選手たちを讃えた。

 先制点を奪った後、浦和は前からの圧力を強めた川崎に押し込まれる時間帯が続いたが、指揮官自身も「やはりもっとボールを握りながらチャレンジしたかったが、なかなかそれができず相手に深く侵入されてしまった」と、後手に回った展開を反省しながらも、「ただ相手に対して、そんなに危険な場面をつくらせなかったと思っている。ディフェンスで前から圧力をかけてボールを奪い返せたのが、リズムを取り返せた要因」と川崎の攻撃を撥ね返し、主導権を握り返した戦いぶりに胸を張った。

 浦和は2度目のスーパーカップ制覇。ロドリゲス体制2年目のシーズンは、大きな期待を抱かせる船出となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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