元日本代表の鈴木啓太氏が２月11日、ヴィッセル神戸に所属する槙野智章のYouTubeチャンネルにゲストで登場。2022年シーズンのJ１リーグ、上位６位までの順位を予想した。

「ガチで当てにいく」と豪語した鈴木氏は、１位にヴィッセル神戸、２位を川崎フロンターレと予想。過去５年で４度のリーグ制覇を果たしている王者を抑え、優勝は神戸とした理由について、第一に選手層の厚さを口にした。

　前線には、大迫勇也や武藤嘉紀といった代表クラスのプレーヤーを揃え、「絶対的に中盤を支配できる」と評価した山口蛍や、言わずと知れたスター選手アンドレス・イニエスタ、さらに新加入した槙野の名も挙げ、「これは手を付けられなくなる可能性がある」と力説した。

　そのうえで、今季で就任３年目を迎える三浦淳寛監督の戦術スタイルの浸透についても言及した。

「三浦淳寛監督のサッカーというのが、浸透してきているだろうと。これは三浦淳さんのサッカー観だけではなくて、いままで一緒にプレーしてきた選手たちのものも合わさって、ヴィッセルのサッカーが出来上がりつつあると思う」

　２位の川崎に関しては、「選手の入れ替えはあったけど、監督が変わっていない。ある程度、哲学がはっきりしている」とチームの高い完成度を強調。続けて、「だからこそ優勝争いするのは間違いない」ときっぱり言い切った。
 

　また３位は、自身も現役時代に16年間プレーした浦和レッズと予想。鈴木氏は、松尾佑介や岩尾憲ら新加入選手に注目していると語り、「彼らが（リカルド・）ロドリゲス監督がやりたいサッカーのラストピースになるんじゃないかというところ。あとは若い選手が育ってきているところで、（自分が）浦和のOBということを抜きにしても、上位に食い込むかなという感じ」と期待を込めた。

　そのほか、４位から６位にはいずれも新指揮官を招へいし、新体制で臨む３チームを挙げている。それぞれが上位入りすると考えた理由を述べ、「監督が変わったのは未知数だけど、俺は優勝争いをすると思っている」と明言した。

　今季自身が加入した神戸が１位と予想されたことについて槙野は、「めちゃくちゃ嬉しい」と喜ぶ。そのうえで、「Jリーグの面白いところは予想だにしないことが起きること。僕はプレーヤーとして、ひとりでも多くの人にサッカーを知ってもらいたい、スタジアムに来てもらいたいという一心で盛り上げていきたい」と今シーズンに向けた意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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