「これまでの貢献に感謝している」アルテタがアーセナル退団の“問題児”オーバメヤンを語る「移籍がベストだと…」

2022年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんなにとって最良の形で終わったと思う」

アルテタ監督(右)が、不本意な形で退団となったオーバメヤン(左)について語った。(C)Getty Images

 アーセナルのミケル・アルテタ監督が、今冬に退団したピエール=エメリク・オーバメヤンについて語った。英衛星放送『Sky Sports』が伝えている。

 32歳のガボン代表FWは昨年12月、規律違反を犯しキャプテンマークを剥奪された上、トップチームから除外されるなど、完全に孤立。居場所を失っていたなかで、今月1日にアーセナルと双方合意の下で契約を解除すると、翌日にバルセロナへの加入を発表していた。

 スペイン人指揮官は10日に開催されるウォルバーハンプトン戦を前に、新天地でのお披露目会の際には「彼(アルテタ)とだけが問題だったんだろう。彼は幸せではなかった、それだけだ。僕もあまり幸せではなかった」などと、自身との関係性を明かしていた元教え子に言及。「それは彼の意見であり、尊重しなければならない」と冷静に言葉を紡いでいる。
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「オーバがこのクラブでやってきたことや、私がここに来てからの彼の貢献に感謝している。その関係における自分の考え方は、問題ではなく解決策だ。みんなにとって最良の形で終わったと思う。物事や文脈が変わることはサッカーの一部だ。そして昨日や1か月前に何をしたかは関係なく、今日何をするか、これから何をするかが重要なんだ。私たちはみんな、移籍するのがベストだと決断し、今彼はバルサでプレーしている」

 在籍5シーズンで163試合・92ゴールをマークしたエースが去った今、勝負の終盤戦に向けては、チーム一丸で戦い抜く構えだ。

「オーバのクラブでの軌跡と、彼のゴールの重要性は疑いようのないものだった。しかし、我々には他の選手もいるし、チームに必要なゴール数を達成するために、様々な方法でのクオリティも持っていると信じている」

 若手ホープが揃うアーセナルは現在、4位のウェストハムとは4ポイント差の6位につける。フレッシュな力を結集し、2015-16シーズン以来のトップ4でのフィニッシュとなるか。故障で離脱中の冨安健洋の早期復帰も待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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