現地時間２月６日に行なわれたアフリカ・ネーションズカップ決勝で、前回準優勝のセネガルは、モハメド・サラーを擁するエジプトと対戦。スコアレスで突入したPK戦の末に、悲願の初優勝を果たした。

　活気に沸く祝勝会の最中だった。英紙『Daily Mirror』によれば、大会MVPに輝いたリバプールのスーパースター、サディオ・マネがまさかのジョークを炸裂。共に戴冠を果たしたパぺ・ゲイエから自身の所属クラブである「マルセイユに移籍しないか」と冗談交じりに誘われると、笑いながらこう答えたのだ。

「マルセイユ、努力するんだ！お金を入れてくれれば、僕は行くよ！移籍金を払ってくれれば、僕は行くよ！」

　リバプール在籍６年を数える29歳のFWは、マルセイユのサポーターとして知られている。"逆オファー"を口にするほど、テンションが上がっていたようだ。
 

　同メディアによれば、マネはリバプールのチームメイトで、激闘後に健闘を称え合った盟友サラーに懸けた言葉を明かしている。

【動画】これは熱い！激闘を制した直後、マネは傷心のサラーに近寄り…

「とても素晴らしい選手であることに変わりはないし、同じクラブでプレーできるのは喜ばしいと伝えたよ。国のために全てを捧げていて、本当にリスペクトできる。残念ながら優勝は逃したけど、これで終わりというわけではない。それに2023年のアフリカ・ネーションズカップを含め、まだ勝つべきものがたくさんあるとも言ったよ。若いチームなので、いつか勝てるかもしれない」

　華麗なるキャリアにタイトルをひとつ加えたマネは、サラーと共に早ければ10日のレスター戦でのプレミアリーグ出場が予想されている。リバプールにとって、アフリカの頂上決戦で火花を散らしたダブルエースの帰還ほど、心強いものはないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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