【J1】田坂が移籍後初ゴール!エース大久保の一撃もあり、川崎が2試合連続の3ゴールで快勝

2015年07月29日 サッカーダイジェスト編集部

後半は松本が盛り返し、阿部が反撃の狼煙を上げるも一歩及ばず。

16分、中村のボール奪取からショートカウンターを仕掛けた川崎。最後は田坂(35番)が右足を振り抜き、移籍後初ゴールを決めてゴールラッシュの口火を切った。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 7月29日に第2ステージの5節が開催され、松本に乗り込んだ川崎が3-1で勝点3をもぎ取った。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・5節

  序盤から川崎が巧みなパスワークでボールを保持すると、16分には中村が岩間から高い位置でボールを奪ってショートカウンターを発動。エリア右でパスを受けた田坂が狙い澄まして右足を一閃。シュートはゴール左隅へと吸い込まれ、田坂の移籍後初ゴールで川崎が先制した。
 
 さらに25分、川崎は右サイドでFKを獲得し、中村の正確なキックにファーサイドで反応したのは、東アジアカップの代表メンバーに選出された谷口。相手のマークをギリギリで振り切って足を延ばし、川崎がリードを2点に広げた。
 
 優位に立つ川崎は余裕のあるパス回しで隙を窺い、35分には船山と大久保のコンビネーションで松本の守備ブロックを打開。上手く抜け出した大久保がフリーでシュートを放ち、今季14ゴール目を叩き込んだ。
 
 一方、序盤から押し込まれる展開となった松本は、思うようにプレスがハマらずに苦戦。前半終了間際、田中のクロスにオビナがヘディングで合わせるも、シュートは惜しくもGKの正面に飛んで好機を逸した。
 
 後半の立ち上がりは、酒井に代えて20歳の前田を投入した松本ペース。アグレッシブに仕掛けてエリア内に侵入し、果敢にシュートを狙う。スコアが動いたのは69分。疲れの見え始めたオビナに代わって阿部を入れると、直後のスローインから安藤がシュートを放ち、クロスバーに当たったこぼれ球に阿部が反応して反撃の狼煙を上げる。
 
 ハーフタイムに反町監督から「怖がらずに戦え!」と喝を入れられた松本は、以降も攻守両面で川崎を凌駕して攻め込み、83分には田中のクロスから阿部がフリーでヘディングを放つも、シュートは枠を捉え切れない。
 
 3分のアディショナルタイムに入っても一心不乱に攻め続けた松本だったが、結局こじ開けられないまま終了の笛が鳴り響いた。
 
 昇格後初の2連勝と波に乗っていた松本はホームで土をつけられ、一方の川崎は2試合連続の3ゴールとリーグ屈指の攻撃力を誇示して連勝を飾った。

 
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