現地時間２月６日に開催されたスコットランド・リーグ第25節で、日本人選手４人が所属する首位のセルティック（勝点57）は、４位のマザーウェル（同33）と敵地で対戦。古橋亨梧と井手口陽介が故障でベンチ外となるなか、旗手怜央と前田大然はそれぞれ左インサイドハーフと左ウイングで先発出場した。

　４日前に行なわれた宿敵レンジャーズとの大一番では、旗手の２ゴール・１アシストの活躍で大勝したセルティックは立ち上がりから押し込み、28分に試合を動かす。ペナルティエリア手前でパスを受けた旗手が左足で中央へ絶妙なグラウンダーのクロスを送り込むと、フリーで反応したアバダがダイレクトで難なく流し込んだ。

　この先制点で完全にゲームを掌握したアウェーチームは、31分と45分にいずれもアバダのパスからロギッチが左足で追加点を奪う。
【動画】受けたアバダは流し込むだけ！DFの間を通す旗手の絶品アシストをチェック

　３点リードで前半を終えると、後半の頭から完璧なラストパスで先制点をアシストした旗手と、１ゴール・２アシストのアバダを下げ、ビトンとフォレストを送り込む。

　54分には敵陣中央でパスカットした前田が、１度預けてからエリア手前でリターンパスを受けようとするも上手く繋がらず、ビッグチャンスは潰える。

　迎えた71分だった。縦パスに抜け出した前田が右サイドからエリア中央へ切れ込み、左足でフィニッシュ。力強いシュートは相手に当たって高く跳ね上がりながらも、ゴールへ吸い込まれた。日本代表FWはデビュー戦以来のゴールで、今冬に加入後２点目となった。
【動画】相手に当たって高く弾んだボールはゴールへ吸い込まれる！前田の魂の一発をチェック

　前田はその１分後にも左サイドからのクロスにエリア内で反応し、右足でダイレクトシュートを放つが、クロスバーの上を越え、決定機を逃してしまう。

　試合はこのまま４ー０で終了。大勝のセルティックはリーグ戦６連勝で19試合負けなしとし、がっちり首位をキープした。なお、前田はフル出場を果たしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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