「ロケット。雷電だ」旗手怜央が奪った“30ヤード級”の弾丸ミドルを選出【日本人欧州組・1月の月間ベストゴール】

2022年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「間違いなく本物の才能の持ち主だ」

海外初挑戦ながら早々に結果を残した旗手。(C)Getty Images

 欧州の各国リーグで奮闘している日本人選手が挙げた得点の中から、サッカーダイジェストWeb編集部がその月のベストゴールを選定する今企画。第5回目となる2022年1月の"最優秀弾"としてセレクトしたのは、今冬に加入以来、スコットランドで一躍その名を轟かせているMFが決めた初ゴールだ。

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1月の月間ベストゴール
旗手怜央(セルティック)[1月26日、スコットランド・リーグ第23節ハーツ戦(〇2―1)の27分]


 チームメイトの古橋亨梧と井手口陽介が故障で、前田大然は日本代表への招集でベンチ外となり、日本人選手の中で唯一出場した旗手怜央が衝撃のゴラッソを叩き込んだのは、スコアレスで迎えた27分だった。

 敵陣中央でボールを受けて持ち上がった41番は、ゴールまでやや距離があるにもかかわらず、迷わず右足を一閃。矢のような強烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺してみせた。

【動画】豪快に右足を一閃!旗手のセルティック初ゴールは衝撃のゴラッソ

 いきなりマン・オブ・ザ・マッチに輝いたデビュー戦から2試合目で奪った鮮烈な初ゴールを、現地メディアも激賞。『footballscotland』が「レオ・ハタテは信じられないようなノックアウトパンチを見舞った。ロケット。雷電だ」と豪快な一発を称えれば、『The Celtic Way』は採点記事でトップタイの8点を付け、寸評にこう記している。
 
「この日本人MFは華々しいデビューを飾ったハイバーニアン戦に続き、信じられないようなテクニックで、30ヤードの強力なキックを放った。ハタテは間違いなく本物の才能の持ち主だ」

 また、アンジェ・ポステコグルー監督も「見事だったね。レオはデビュー戦の後、さらに期待が高まっていた。その高いハードルを乗り越えた。彼ならやってくれると思っていたし、何より素晴らしいゴールだったね」と、教え子に惜しみない賛辞を寄せている。

 その2週間後、快進撃を続ける24歳のMFが、宿敵レンジャーズとの首位攻防戦で2ゴールを挙げたのは周知の通りだ。初ゴールの後、旗手は「僕にとって最高のゴールでした。2試合目でゴールを決められてほっとしています」と語っていた。この初弾が自信と余裕を生み、大一番でのド派手なパフォーマンスに繋がったとも言えるのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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