なでしこJ、大会3連覇ならず…準決勝中国戦、植木2発も二度のリードを守り切れずPK戦の末に敗北【女子アジア杯】

2022年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝負の行方はPK戦に

準決勝の中国戦、日本はPK戦の末に敗れ、大会3連覇は叶わなかった。(C)AFC

 インドで開催されている女子アジアカップで、大会3連覇がかかる日本女子代表は2月3日、準決勝で中国と相まみえた。

 立ち上がりからペースを握った日本は、26分に先制に成功。左サイドから宮澤がクロスを入れると、植木がヘッドで合わせてゴールネットを揺らす。背番号19の今大会4ゴール目でリードを得た日本は、前半を1-0で折り返す。

 迎えた後半、日本はいきなり同点に追いつかれてしまう。47分、右サイドを崩されると最後はゴール前でウー・チャンシュウに決められ、試合は振り出しに。

 53分には左サイドからの攻撃を起点に、岩渕が惜しいシュートを放つ。日本は慌てることなく果敢に攻め立てながら、勝ち越し点を狙っていく。前半と同様、ボールを保持する時間帯は長いものの、攻めあぐねる展開が続く。

 結局、90分では決着がつかず、1-1の同点で延長戦に突入。97分、中央の崩しから長谷川が右足を振り抜くも、放たれたボールはバーに嫌われる。1分後、植木の力強いシュートは惜しくも枠を捉えない。

 決め切れずも勢いを増す、なでしこジャパン。そして103分、ついに欲しかった2点目をもぎ取る。スコアラーはまたもや植木。長谷川のFKから巧みなヘディングシュートを流し込む。
 
 だが、そのまま逃げ切ることができない。119分、相手のFKの流れからワン・シャンシャンにゴールを許し、2-2とされる。

 勝負の行方はPK戦に。お互いに1本目を外す始まりだったが、最終的なスコアは3ー4で日本は敗北。大会3連覇はならなかった。

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