まさに"満点回答"だった。

　現地時間２月２日に開催されたスコットランド・リーグ第22節の延期分で、２位のセルティックは、２ポイント差で首位の宿敵レンジャーズとホームで対戦し、３―０と大勝を収めた。

　デビューからリーグ戦４試合連続で先発した旗手怜央は、５分と42分にいずれもペナルティエリア手前から、右足での絶妙なコントロールショットを叩き込むと、44分には左足での正確なクロスでアシストも記録。全３得点に絡んだほか、73分にベンチに下がるまで豊富な運動量でピッチを駆け回り、守備面でも重要なタスクをこなした。
【動画】宿敵との首位攻防戦で衝撃の２G１A！旗手の圧巻の活躍をチェック

　文句なしの活躍でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた24歳のMFに対し、最上級の賛辞を寄せたのが、英メディア『90min』だ。レンジャーズの左SBボルナ・バリシッチには10点満点中「１点」を付け、「３点目を取られた際のディフェンスは実に奇妙で、全く期待外れのパフォーマンスだった」と酷評するなか、旗手には驚異の「10点」を付与。両チームを通じて、満点は他にいなかった。

　寸評でも「彼の契約は多くのセルティック・ファンに無関心で迎えられた。しかし、今夜の２ゴールと１アシストは、彼がクラブの伝説に名を連ねることを意味する。バカバカしいほど良いパフォーマンスだった」と称えている。

　アンジェ・ポステコグルー監督は、「もっと良くなると思う」と期待を込めたように、旗手の進化はまだまだ続くはずだ。その青天井のパフォーマンスに今後も大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】伝統のオールドファームで２G１A！セルティックで活躍中の旗手怜央！

【動画】現地で大反響！MOM選出に驚く旗手の様子をチェック