圧巻の大活躍を、しかし淡々と振り返った。

　現地時間２月２日に開催されたスコットランド・リーグ第22節の延期分ので、日本人４人が所属する２位のセルティックは、２ポイント差で首位のレンジャーズとのオールドファームに臨み、３－０で快勝。宿敵を抜いて首位に浮上した。

　この試合で文句なしのマン・オブ・ザ・マッチに輝いたのが、旗手怜央だ。開始５分、CKのこぼれ球に反応し、ペナルティエリアの外から右足を振り抜いて先制ゴールを挙げると、42分にもエリア外から右足を一閃。強烈なミドルシュートを叩き込んでみせた。

　さらにその２分後にも、左サイドから左足で絶妙のクロスを上げ、リエル・アバダの３点目をお膳立て。２ゴール・１アシストと、特大のパフォーマンスを発揮した。

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　試合後、殊勲の24歳はインタビューに登場。セルティックの公式ツイッターが紹介している。

　まず、初めてのオールドファームの感想を問われると、「いつも以上にサポーターやファンの方が熱かった」と切り出し、「オールドファームというだけでなく、１、２位の争いで重要な一戦だった」とコメントし、こう続けている。

「ゴールを決めることは想像していなかったですし、こういう重要な一戦で３点差がつくとは思っていなかった。ふり返ってみれば、練習からチームでしっかりやってきたので、結果は偶然じゃなく、自分たちがやってきたことの証しなのかなと思います。」

　ゴールを決めた時の感想については、「今までのサッカー人生でこんなにもサポーターがいるところでやったことがないので、そういう中でゴールを決められたのは気分もいいですし、重要な一戦でチームに貢献できたことをファンも喜んでくれたので、すごくうれしかった」と喜びを語っている。

「１点目と２点目、どちらが気に入っている？」という問いには、次のように回答した。

「ゴールは嬉しいので、どちらも気に入ってますけど、２点目のほうが自分らしいというか、ゴール前に入っていく、自分のプレーできる場所にボールを置く、最後はシュートという、自分らしくシュートを撃てているんじゃないかと思います」

　ビッグマッチでの衝撃的な活躍にも、冷静に試合とゴールを振り返った旗手。やはり、この男は只者ではない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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