移籍騒動渦中のサラー、ローマ加入へ強行突破か!? 今日29日にもローマ入り

2015年07月29日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

フィオレンティーナの移籍証明書を待たずに行動開始。

フィオレンティーナの了承を待たずに移籍への具体的な行動を開始したサラーとローマ。“強行突破”は成功するのか。 (C) Getty Images

 保有権を持つチェルシーからローマへの移籍ですでに合意に達しているエジプト代表モハメド・サラー。合意内容は、レンタル料200万ユーロ(約2億8000万円)+移籍金2100万ユーロ(約29億4000万円)の買い取り義務付きレンタルで、年俸は350万ユーロ(約4億9000万円)だ。
 
 移籍を成立させるためには前登録クラブであるフィオレンティーナ(昨シーズンのレンタル先)が発行する移籍証明書が必要だが、ローマはそれを待たずに具体的な動きを取り始めている。
 
 7月29日にはチェルシーと合意の上でサラーをローマに呼び寄せることを決めた。現地時間16時30分にフィウミチーノ空港に到着する予定だ。
 
 ローマの狙いは、移籍の正式決定に先んじてサラーを新しい環境に慣れさせ、練習にも参加させてチームへの適応を助けることにある。フィオレンティーナの同意なしに移籍を(仮)成立させるためにはFIFAのOKが必要だが、それには半月前後かかる見通しだ。
 
 ローマは8月14日にホームのスタディオ・オリンピコで開かれる新チームお披露目のオープンデイでサラーの加入を発表したい意向を持っており、それまでに移籍を正式に成立させることを目指している。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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